「P905i」は、一見すると通常の折りたたみ型ながら、横方向への開閉も可能な“Wオープンスタイル”を採用しているパナソニック製端末。2007年11月26日以降に発売される。 特徴的なWオープンスタイルの機構は、auの「W44S」でも採用されているが、「W44S」は横方向への開閉のために大振りなヒンジを備えていた。これに対し、P905iは回転2軸ヒンジのヒンジ部が右端に寄せられたような形で、出っ張りがない。横方向で開く場合は、閉じた状態で左側面にあるスイッチをスライドさせる。縦方向に開いた状態で横へ開くこともできるが、閉じた状態で横方向へ開くと、キー側ボディの下部に爪がひっかかるようになっており、安定性を保ちながら横方向へ開閉できる。 W-CDMA/GSM方式に対応し、HSDPAやワンセグに対応する。薄型テレビ「VIERA」の技術を導入し、ワンセグ放送の高画質表示が可能。なお、パナソニックのテレビブランド「VIERA」の名を冠した端末は、「P905iTV」と同じく今回が初めて。 液晶ディスプレイは、3.2型/480×854ドットで、ワンセグ放送のフル画面表示に対応。横画面での視聴に配慮した「Wオープンスタイル」構造を採用する。「P905iTV」のように30コマへのフレームレート変換技術は搭載していないが、「モバイルPEAKSプロセッサー」を内蔵し、コントラスト比2,000:1を実現。さらに、デジタルノイズリダクションなど、VIERAで培った技術が随所に導入されている。 カメラはオートフォーカス付きの510万画素CMOSセンサーで、6軸手ぶれ補正(静止画)を装備。microSDカードに対応する。 Bluetoothもサポートしており、WMV動画再生機能や、WMAとSD-Audioの音楽再生機能も装備。Bluetoothで音楽やワンセグ放送の音声をワイヤレスで楽しめる。対応リモコンでワンセグのチャンネル切り替えも行なえる。なお、対応プロファイルは、DUN、HFP、HSP、A2DP、AVRCP、OPP、SPP。 GPSやおサイフケータイ、着うたフル、Flash Lite 3などをサポートし、翻訳アプリ音声入力対応の直感ゲームなどがプリセットされる。 大きさは106×49×18.5mm、重さは137g。連続待受時間は3Gで約580時間、GSMで約260時間、連続通話時間は3Gで約200分、GSMで約190分。ワンセグの連続視聴時間は約4時間30分(エコモードでは6時間40分)。音楽再生時間は約54時間(WMA)/76時間(SD-Audio)となり、テレビ電話機能の連続通話時間は約110分。ボディカラーはピンクゴールド、ブラック、ホワイト、レッドの4色。
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