2007年11月19日月曜日

スライド型ワンセグのフルスペック端末「920T」

920Tは、東芝製でワンセグ視聴機能を備えたスライド型3G端末。3月に発売された「911T」の後継的モデルとなる。

  画質面では東芝製テレビ「REGZA」の技術が活かされており、ワンセグ関連では、予約録画機能などを新たにサポートした。輪郭強調補正やバックライトの明るさによって色味を調整する機能など、REGZAの技術を生かした画質補正機能を搭載する。ディスプレイは3インチのワイドVGA(480×800ドット)液晶で、表面のガラスに液晶を貼り付けることで内部反射を防ぎ、明るいところでも見やすいとされる「クリアスクリーン液晶」を採用している。

  新たに録画予約機能や視聴予約機能がサポートされた。microSDカードにも録画できるが、1GBの内蔵メモリを搭載するため、最大で5時間20分の録画が可能となっている。

  BluetoothのAVプロファイルに対応し、著作権保護のSCMS対応ヘッドセットであればワンセグの音声を聴くことも可能。本体のスピーカーは背面の上側と下側についていて、スライドクローズ時、横フル画面でワンセグを視聴する際にステレオ効果を高めるようにデザインされている。

  別売りの出力ケーブルを使用することで、ワンセグの映像や撮影した動画を、テレビに映すことが可能。動画はVGA(640×480)解像度で撮影できる。

  911Tに比べると電池容量の強化されていて、800mAhだったものが930mAhとなった。画面サイズも大きくなっているが、本体サイズはほぼ同等で、重量は軽くなっている。

従来機種ではカーソルキー周辺にあった文字切り替えキーがテンキーの下にきている
  キー配置は独自のものとなり、「発信・切断キーがカーソル左右の中央列にある」「クリアキーがカーソル左下にある」「従来カーソル左下にあった文字種キーがテンキー下になった」など、従来機種とかなり異なるデザインとなった。この変更の理由についてソフトバンクでは、「911Tのとき、本体下端にあったクリアボタンがカバンの中で勝手に押されやすかったため」と説明している。

  オートフォーカス・手ぶれ補正対応の324万画素カメラを搭載する。microSDカード対応で、今回発表された新機種群の中では、唯一GPS機能をサポートする。ナビゲーションアプリとしてはNAVITIMEを搭載している。

  音楽再生機能(WMA非対応)や3Gハイスピード、Yahoo!mocoa、S!キャスト、フィーリングメール、S!ともだち状況、着うたフル/着うた、S!タウン、顔認証、Bluetooth、デルモジ表示、PCサイトブラウザ、S!速報ニュース、アレンジメール/マイ絵文字、S!FeliCa(おサイフケータイ)、S!一斉トーク、S!電話帳バックアップ、コンテンツおすすめメールに対応する。

  大きさは51×113×18.6mm、重さは141g。連続通話時間は約170分、連続待受時間は約380時間。ワンセグの連続視聴時間は約4時間(数値はいずれも暫定)。ボディカラーは、ホワイト、シャンパンゴールド、ブラウン、ピンクの4色展開。発売時期は12月中旬以降となる予定。
シャンパンゴールド ピンク

ブラウン

右側面。テレビキーや端子がある。 裏面の電池蓋上下にスピーカーがあり、ワンセグを横全画面で視聴する際にステレオ効果を高めている

上端にワンセグ用のアンテナがある 4種のカラーバリエーション

スライドクローズ状態ではワンセグは全画面で視聴できる 別売りケーブルによりテレビにワンセグを出力しているデモ

メインメニューはオーソドックスなデザイン 各種機能利用時、画面上にカレンダーを表示させることもできる

マルチタスク的に呼び出せるショートカットメニュー GPSを使ったアプリとしてNAVITIMEがプリインストールされる

ワンセグ起動時に画面に「REGZA」のロゴが表示される ワンセグの録画予約画面。番組表から設定できる

スライドクローズ時専用のランチャーメニュー。通常のメニューも利用できる


■ URL
  ニュースリリース(PDF形式)
  http://broadband.mb.softbank.jp/corporate/release/pdf/20071022_8j-2.pdf

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