NEC製の「N905iμ」は、90Xiシリーズ初の「μ」端末となる折りたたみ型W-CDMA/GSM端末。2007年11月26日以降に発売される。 90Xiシリーズ最薄の厚さ12.9mmを実現した薄型デザインの「N905iμ」。シンプルなデザインで、30代以上のユーザーでも手にしやすいカラーリングを採用したという。説明員によれば、70Xiμシリーズではこれまで、限りなく薄くすることに重点を置いてきたという。しかし、今回の「905iμ」では、薄さの追求と同時に、使いやすさなどにも配慮しているという。このため、端末は薄型ながらラウンド感をつけているとのこと。 また今回、「N905i」が回転2軸ヒンジを採用しているため、N端末では「N905iμ」が純粋な折りたたみ端末となっている。「N905iμ」は、N903iまでのN端末のデザインの傾向を踏襲しており、説明員も「アークラインとまではいかないが、N端末らしいデザインに仕上がったのではないか」と語っていた。 端末の基本的な仕様は「N905i」と同等で、「N905iμ」では、ワンセグが非対応、カメラがオートフォーカス付きの200万画素CMOSセンサーとなっている。カメラ機能には手ぶれ補正機能なども用意されない。また、薄型化を実現するためにニューロポインターも非搭載となる。その代わりとして、「N905iμ」の背面にはイルミネーション機能などが用意されている。 メインディスプレイは約3.0インチ、480×854ドット、262,144色表示のTFT液晶、サブディスプレイは約0.8インチ、96×35ドット、モノクロ有機ELとなる。GPSやHSDPA、GSMに対応。microSDカードスロットを装備する。 高音質機能としてヤマハサウンドを装備。音楽機能はWMA形式に対応し、連続約55時間の再生が可能。SD-Audioもサポートしており、こちらは約85時間の連続再生が可能となっている。 「N905i」と同様に、iモードブラウザはタブ表示が可能。最大5つのサイトを同時に表示できる。受画面やメール閲覧中の画面からiモード内の検索が行なえるなど、iモードブラウザの利便性が高くなっている。 また、Bookmarkに登録したサイトにフラグをつけることで、最大5つのサイトを一度にタブ表示できる。毎日アクセスするサイトや定番サイトなどを登録しておくと、一度で更新状況がわかる。直感ゲームや翻訳アプリなどがプリセットされる。 メール機能では、メール作成時に本文に直接文字を入力できる「インライン入力」に対応。過去のメールや撮影した写真を時間軸状に並べて表示する「ライフヒストリービューア」といった機能も用意される。 このほか、高速な赤外線通信が可能なIrSimpleに対応し、ドキュメントビューアも利用できる。おサイフケータイやFlash Lite 3もサポートしており、90Xiシリーズとなるため、着うたフルなどNTTドコモの多くのサービスが利用できる。音声入力対応の直感ゲームや翻訳アプリがプリセットされる。 大きさは約108×50×12.9mm、重さは約106g。連続待受時間は約630時間(静止時)、GSM方式では約290時間(静止時)、連続通話時間は約220分(GSMは約190分)、連続テレビ電話時間は約110分。ボディカラーはVenus Gold、Graphite Black、Opal White、Bourgogne Redの4色。
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