2008年3月6日木曜日

有機EL搭載のサムスン製ワンセグケータイ「820SC」

「820SC」は、有機ELディスプレイを採用したサムスン電子製ワンセグケータイ。 発売は2008年2月中旬以降の予定。  2.6インチの有機EL(AM-OLED=Active Matrix Organic Light Emitting Diode)ディスプレイを搭載する。解像度はQVGAで、ワイドタイプではない。サブディスプレイにもカラーの有機ELを採用している。  本体デザインは2軸回転ヒンジとなっており、ディスプレイを表に出したまま本体を折りたためる。ディスプレイの四隅にはタッチセンサーが内蔵されており、本体を閉じた状態でも、画面の四隅に操作ガイドが表示され、ワンセグやカメラなどの操作が行なえるようになっている。  ワンセグは予約録画に対応する。最大で2GBのmicroSDカードに10時間の録画が可能。ワンセグの連続視聴時間は約5時間。設定されている全チャンネルのサムネイルを1画面に表示させる「番組プレビュー」機能も搭載している。ただしチューナーは1個のみなので、番組プレビューは順番にチューニングし、静止画をキャプチャする、という仕組みを採用している。  Bluetoothにも対応し、A2DPとSCMS-T対応のヘッドセットならば、ワンセグの音声を聴くこともできる。充電とイヤホンマイクは、独自形状の統合端子を採用しているが、変換アダプタなどがパッケージに同梱される。
 同時発表の「821SC」と機能面では似たところが多いが、821SCが女性をターゲットとしているのに対し、820SCはヘアライン加工のメタリックなデザインを採用するなど、男性ユーザーをターゲットとしている。821SCとの機能面での主な違いは、国際ローミングに対応する点、「S!ともだち状況」に対応しない点など。  独自機能としては、携帯電話内に保存されていデータを横断的に検索できる「マルチ検索」機能、ビジネス文書が閲覧できるドキュメントビューワーなどが搭載されている。196万画素のオートフォーカス付きカメラを搭載する。  このほか、3Gハイスピードやフルブラウザ、赤外線通信などに対応する。GPS機能やおサイフケータイなどには非対応となる。  大きさは51.3×102.8×18.2mmで、重さは132g。ボディカラーはブラック、シルバー、ゴールド、ダークレッドの4色。

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