2008年3月6日木曜日

パンテック初のWIN端末、薄型スライド「W61PT」

 パンテック&キュリテル製「W61PT」は、最薄部14.2mmというコンパクトなスライド型のCDMA 1X WIN端末。韓国メーカーであるパンテック&キュリテルでは、2005年よりCDMA 1X端末を手掛けてきたが、「W61PT」は、パンテック初のCDMA 1X WIN端末ということになる。発売予定は2月下旬以降。フルサポートコースを利用した場合の新規契約価格は、10,000円前後になる見通し。  ディスプレイ下部のキーがジュエリーを思わせるダイヤモンド形状で、センターキーがワンポイントアクセントとなっているのが特徴。テンキーにはシート型キーが採用されており、アクセサリー感覚で携帯できるデザインとなっている。  20代~30代の男女を対象にデザインされており、ボディカラーは、ノーブルホワイト、エレガントピンク、ミッドナイトブラックの3色。ノーブルホワイトとエレガントピンクは女性を意識したマットな質感に、ミッドナイトブラックは男性の利用も意識したグロス仕上げとなっている。  メインディスプレイは約2.4インチ、240×320ドットのQVGA。サブディスプレイは搭載しない。オートフォーカス対応の197万画素CMOSカメラ、microSDカードスロット(最大2GB)を装備する。カメラ用のメニューには「コンテ」「色鉛筆」「モザイク」をはじめとした24種類もの特殊効果が用意されており、写真のタッチを簡単に変更するなど、グラフィックソフトのような楽しみ方ができる。  au関連サービスでは、LISMO、着うたフル、EZナビウォーク、オープンアプリプレーヤーなどに対応する。携帯とPCを使ったスポーツサポートサービス「au Smart Sports」の第一弾「Run&Walk」や、「カメラでケンサク!ERサーチ」もサポートしており、いずれもアプリをダウンロードすることで利用できる。なお、ワンセグ、LISMO Video、オーディオ機器連携、au one ガジェット、マルチプレイウィンドウ、EZ FeliCa(おサイフケータイ)は非対応。  大きさは約51×105×14.2mm(最厚部約15.4mm)、重さは約112g。連続通話時間は約220分、連続待受時間は約300時間。

au初のGSM対応モデル「W62S」

 ソニー・エリクソン製「W62S」は、au端末として初めてGSM方式に対応した折りたたみ端末。CDMA 1X WINに加えて、GSMに対応したことで、単体で国際ローミングサービス「グローバルパスポート GSM(3月15日にグローバルエキスパートから改称)」が利用できるため、世界約180カ国・地域で、いつもの電話番号での音声通話や、メール、EZweb、PCサイトビューアーが使用できる。 発売予定は3月以降。フルサポートコースを利用した場合の新規契約価格は、10,000円台前半になる見通し。  海外での利用を想定しているため、メインメニュー内に「GlobalAssort」メニューを用意。「海外渡航設定」「航空機モード」「ツインプラネットクロック」「グローバル電卓」「モバイル辞書」といったグローバル系の機能がすぐ呼び出せる。6カ国語の会話集「TalkManFlash」も搭載されており、本体プリセット版は3カ国語を収録する予定。利用時には、相手に音声を聞かせる形になる。メインおよびサブディスプレイに日本時間と現地時間を表示でき、文字入力は英語の予測入力をサポートした「POBox Pro E」も搭載する。  メインディスプレイは約2.7インチ、240×432ドットのTFT、サブディスプレイは約1.1インチ、128×36ドットの有機EL。オートフォーカス対応の201万画素CMOSカメラや、2GB対応のmicroSDカードスロットを搭載する。 パネルを閉じるとアニメーションが起動する。アニメーションは世界各国の風景をモチーフにしたものから、「水槽」「植物」「算数」などが用意されており、好みに応じてサブディスプレイのアニメーション設定で変更できる。  フロントパネルの素材には、携帯電話で初めてスーツケースの素材としても知られる「ジュラルミン」を採用する。これにより、従来より傷つきにくさが格段に向上している。ボディカラーにはソニーのグローバルカラーを用いており、「シルバー×レザー」は金属的な質感に、「ブラック×ローズ」はマットでシックな質感に、「ホワイト×ライム」はソフトな質感に仕上げられている。背面パネルもカラーごとにテクスチャを変化させており、世界に通じる高級感を演出している。また、女性の利用を意識し、ヒンジに近い部分にはミラーが採用されている。  ライフスタイルに合わせてメインメニューを変更できるほか、防犯機能として「W61K」と同じ「フェイク着信」機能を搭載。閉じた状態では側面のカメラキー、開いた状態では着信キーを長押しすると起動する。着信音が鳴り、発信キーの押下により実際の通話と同様にLEDが点灯するため、通話しているふりができる。また、「カメラでケンサク!ERサーチ」がプリセットされている。  au関連サービスでは、LISMO、着うたフル、EZナビウォーク、EZ FeliCa(おサイフケータイ)、オープンアプリプレーヤーなどに対応する。携帯とPCを使ったスポーツサポートサービス「au Smart Sports」の第一弾「Run&Walk」にも対応しており、「Run&Walkアプリ」をダウンロードすることで利用できるようになる。ワンセグ、LISMO Video、オーディオ機器連携、au one ガジェット、マルチプレイウィンドウは非対応。  大きさは約48×101×16.9mm、重さは約119g。国内での連続通話時間は約240分、連続待受時間は約350時間。

最薄部12.9mmのワンセグケータイ「W61P」

パナソニック製「W61P」は、薄さ約12.9mmのワンセグ対応折りたたみ型端末。発売予定は2月中旬以降。フルサポートコースを利用した場合の新規契約価格は、10,000円台前半になる見通し。  400カンデラの明るさを誇る約2.9インチ、240×400ドットのWQVGAのメインディスプレイと、約0.8インチ、96×25ドットの有機ELサブディスプレイ、207万画素CMOSカメラ、microSDカード(2GB対応)を搭載しながら、ボードモールド工法により、ボディは最薄部12.9mm(最厚部15.9mm)という薄さを実現。「12mm台に抑える点をテーマにデザインに注力した」という。ただし「薄くなるほど開けにくくなる」ため、パナソニック製端末ではおなじみの「ワンプッシュオープン」も搭載する。設定により、着信やメールの受信もワンプッシュで対応できる。  キーはシート状の「レリーフキー」を採用。キーと周囲が一体化したユニークなデザインだが、確実なクリック感が確保されている。パネルにはハーフミラーを採用し、端末の上部と下部で異なる質感にするなど、シンプルでありながら高級感も演出。使いやすく飽きの来ないデザインとなっている。  今回用意されたボディカラーは5色。「ルッソブルー」は若い男女、「グラツィアホワイト」は女性全般、「フィーノブラック」は男性全般、「ジェンティーレゴールド」は大人の男女、「スプレーモレッド」は女性全般が想定されており、端末のもつ世界観にあわせて標準メニューのデザインが異なる。また、ターゲットにあわせて構成も変えるなど、ライフスタイルに合わせたメインメニューが実現されている。  ワンセグ関連機能では、予約録画機能、microSDカードへの長時間録画、画質を調整するカラーマネジメント機能、タイムシフト再生などをサポートする。ワンセグ用の外部アンテナはボディの厚みに影響することから、内蔵式となっている。  アプリでは「カメラでケンサク!ERサーチ」がプリセットされているほか、脳のトレーニングアプリ「脳problem?」が用意されている。携帯とPCを使ったスポーツサポートサービス「au Smart Sports」の第一弾「Run&Walk」にも対応しており、「Run&Walkアプリ」をダウンロードすることで利用できるようになる。  au関連サービスでは、LISMO、着うたフル、EZナビウォーク、EZ FeliCa(おサイフケータイ)、オープンアプリプレーヤーなどに対応する。LISMO Video、オーディオ機器連携、au one ガジェット、マルチプレイウィンドウは非対応。  大きさは約50×108×12.9mm(最厚部15.9mm)、重さは約107g。連続通話時間は約220分、連続待受時間は約340時間。

U字型に光るイルミネーション、コンパクトボディの「W61K」

京セラ製「W61K」は、折りたたみ型のCDMA 1X WIN端末。  大きさは約47×99×17.8mm(最厚部18mm)、重さが約117gとなっており、持ちやすいコンパクトなボディサイズに仕上げられている。サブ液晶を搭載する背面部(フロントパネル)は、ボディの縁に沿うように光る「カービングイルミネーション」を搭載する。光ったときの模様は、ボディカラーごとに異なり、点滅パターンは20種類となる。「カービングイルミネーション」のために、「W61K」には14個の白色LEDが埋め込まれている。  メインディスプレイは2.7インチ、240×400ドット(ワイドQVGA)、のTFT透過型液晶で強化ガラスを採用する。サブディスプレイは0.76インチ、96×39ドットの有機ELとなっている。  オートフォーカス対応の197万画素CMOSカメラを搭載する。撮影した写真とコメントを一緒に記録できる「グラフィックメモ機能」が用意され、カテゴリーごとに記録して整理することもできる。  新機能の「フェイク着信」は、通話しているふりができるというもので、あらかじめ設定しておけば、インフォメーションキーを押すことですぐ起動でき、「今どこにいますか」「あとどのくらいで到着しますか」といった音声ガイダンスが流れ、回答するだけで周囲には会話しているように見える。製造元の京セラでは「夜道を帰る女性の安全に配慮した機能」としている。同名の機能は、「W61SH」にも搭載されているが、音声ガイダンスを流すのは「W61K」のみ。KDDIの担当者は「KDDI側は、基本的な仕様しか規定していない」と説明しており、音声ガイダンスなどメーカー独自の機能が実装できる余地があるとした。音声ガイダンスの質問内容は追加できず、毎回同じ内容、順番となっている。  このほかフレンドリーデザイン対応や、ワンタッチ文字サイズ切替、長持ちモードなどの特徴を備える。auのサービス・機能としては、LISMO(ビデオクリップ)、PCサイトビューアー、オープンアプリプレーヤー、au Smart Sports、EZ FeliCa(おサイフケータイ)などをサポート。外部メモリとしてmicroSDカード(最大2GB)が利用できる。ワンセグやau one ガジェットなどは非対応。連続待受時間は約330時間、連続通話時間は約250分。ボディカラーは、セレニティーピンク、グリマーホワイト、バーニッシュブラックの3色。

背面に電子ペーパーディスプレイを搭載する「W61H」

日立製作所製「W61H」は、国内の携帯電話としては初めて、電子ペーパーディスプレイ「シルエットスクリーン」を搭載する折りたたみ型端末。フルサポートコース利用時の新規価格は10,000円前後の見込み。3月以降の発売を予定している。  シルエットスクリーンの大きさは約2.7インチで、本体背面に搭載される。草花やグラフィックパターンをモチーフとした95パターン(白黒反転含む)の絵柄が表示でき、着せ替えするように外観を変えられる。一般的なディスプレイとは異なる風合いが最大の特徴だ。auではW61Hに「アメイジングフェイス ケータイ」という愛称を付けている。  シルエットスクリーンのデザインは本体カラーによっても異なる。3色バリエーションのうち、クリスタルホワイト、グラファイトブラックについてはグラフィックデザイナーのセキユリヲ氏が担当。リキッドグリーンについてはボタニカルアート(植物画)風のオリジナルデザインを採用した。  シルエットスクリーン表示イラストは着信時や待受時、通話中などシーン別にあらかじめ設定できる。またアドレス帳設定と連携させることも可能なので、通話相手に応じて特定のイラストを表示させることもできるという。なおシルエットスクリーンにはあらかじめデザインされたイラストのみ表示が可能となっているため、メール件名やユーザーオリジナルの画像を映し出すことはできない。  2軸ヒンジ機構を採用した本体は、コスメティックグッズがデザイン上のモチーフ。背面側はガラスのような質感を持たせた二色成型で、メインディスプレイは強化ガラスが採用されており、全体的には透明感を演出する仕上がり。操作部は押しやすくシンプルなデザインで、大型ボタンのシートキーとなっている。  ワンセグ対応で、日立のテレビ「Wooo」の技術を利用した画質処理エンジン「Picture Master for Mobile」を搭載する。ワンセグ用アンテナは本体に内蔵しているため、視聴時にアンテナを伸縮させる必要がない。一方、外部アンテナ接続には非対応。  メインディスプレイは約2.8インチ、最大26万色表示、240×400ドット(ワイドQVGA)のIPS液晶。197万画素カメラやmicroSDカードスロット(最大2GB)を内蔵する。データフォルダ容量は約100MB。  au関連のサービスでは、新発表となった「au Smart Sports」をサポート。アプリ「Run&Walk」をダウンロードすることで利用できる。このほか着うたフル、EZナビウォーク、オープンアプリプレーヤー、EZ FeliCa(おサイフケータイ)に対応する。EV-DO Rev.Aやテレビ電話、au one ガジェット、LISMO Video、マルチプレイウィンドウは非対応となる。  大きさは約51×107×16.9mm(最厚部19.8mm)、重さは約137g。連続通話時間は約250分、連続待受時間は約340時間。ボディカラーは、クリスタルホワイト、リキッドグリーン、グラファイトブラックの3色。

癒し機能搭載の防水ワンセグケータイ「W62SA」

三洋電機製「W62SA」は、IPX5/IPX7相当の防水性能を備えたワンセグ対応の回転2軸型CDMA 1X WIN端末。2月下旬以降に発売される予定。  メインディスプレイは、2.8インチ 240×400ドットのIPS液晶、サブディスプレイは約0.6インチ、96×16ドット。バスルームでの利用を想定し、「Spaメニュー」からアクセスできる「ヒーリングイルミネーション」機能は、音と光でリラックスできる雰囲気を演出する。  防水仕様のため、イヤホンジャックなどのカバー部はゴムパッキンで浸水を防ぐ。また、バッテリーカバーの裏にもゴム状の素材が貼られている。テンキーはシート状の素材が採用されている。実際に手にすると、防水仕様のためか、やや大振りな印象を受けた。  有効画素数197万画素CMOSカメラやmicroSDカードスロット(最大2GB)、FMトランスミッター機能などを搭載。au関連のサービスでは、au Smart Sports(Run&Walkアプリ)、LISMO(ビデオクリップ)、着うたフル、EZナビウォーク、オープンアプリプレーヤーなどに対応する。LISMO Videoやオーディオ機器連携、au one ガジェット、マルチプレイウィンドウ、おサイフケータイは非対応となる。  同時発表された「W61SA」はKCP+搭載機種だが、「W62SA」は鳥取三洋の開発チームが担当し、従来型のソフトウェアを採用している。  大きさは約51×106×19.5(最厚部22mm)、重さは約158g。連続通話時間は約300分、連続待受時間は約350時間。ボディカラーはアクアティックブルー、シェリーホワイト、ラタンブラウンの3色。

5メガカメラ・防水・ワンセグの「W61CA」

「W61CA」はカシオ計算機製のWIN端末。昨年夏モデルのW52CA同様に防水性能とワンセグ機能を持ちつつ、W53CAと同等の5メガピクセルカメラを搭載する。KCP+には対応せず、マルチウィンドウ機能などは搭載しない。  カメラには昨年夏モデルのW53CAと同等の515万画素CMOSを搭載する。28mmの広角レンズや独自の画像処理「EXILIMエンジン」、6軸手ぶれ補正、9ポイントAFなどの機能もW53CAと同等だが、W61CAは「EXILIM」のブランド名を用いない。また、ディスプレイ解像度もW53CAではワイドVGAだったが、W61CAではワイドQVGAとなっている。  防水性能はIPX5とIPX7相当(W52CAと同等)。風呂場、キッチン、スポーツシーンなどでの利用が想定されている。ただし常温の水道水以外での防水性能は保証されていない。microSDカードスロットは電池カバー内にあり、電池を外さないとアクセスできない構造となっている。電池カバーにはスライドスイッチ式のロック機構が採用されている。  ワンセグ機能はW52CAと同等で、光センサー連動のガンマ補正機能やバックグラウンド録画機能を搭載する。メインのワンセグアンテナは本体内部に搭載され、ある程度の電波環境であれば、伸縮式のサブアンテナを伸ばさないでもワンセグを視聴できるという。  2軸ヒンジデザインで、ディスプレイを表に出した状態で折りたためる。USBクレイドル機能を持つ充電台が付属する。ディスプレイ側背面はゴルフボールのようなディンプルパターンが施され、指紋が目立たないようになっている。テンキーはフレームレスで立体形状。  auの提供するスポーツ支援サービス「au Smart Sports」に対応しており、対応アプリを搭載。スポーツにフォーカスしたメインメニューもプリセットされている。キッチンでの利用も想定し、内蔵の辞典には、英和・和英・国語辞典に加え、レシピ集も収録している。  機能としては、緊急地震速報、GPSを使った各種サービス、おサイフケータイ、LISMO、フルブラウザ、オープンアプリプレーヤーなどに対応する。外部メモリはmicroSDカード対応で、内蔵メモリは約100MB。赤外線通信機能はIrSimpleにも対応する。  ディスプレイサイズは2.7インチ、解像度は240×400ドットで、サブディスプレイは搭載しない。本体サイズは約50×106×18.9mmで、重さは約132g。連続待受時間は約320時間で、連続通話時間は約220分。本体カラーバリエーションはクチュールゴールド、モードグリーン、エスプリイエロー、ローブホワイトの4種類。

511万画素カメラのCyber-shotケータイ「W61S」

ソニー・エリクソン製「W61S」は、オートフォーカス・手ぶれ補正対応の511万画素CMOSカメラを搭載した“Cyber-shotケータイ”。顔を検出して自動的にピントや明るさを最適化する機能「顔キメLite」や、笑顔にあわせて自動的にシャッターを切る「スマイルシャッターLite」を搭載。高速通信規格であるEV-DO Rev.Aや、テレビ電話機能にも対応する。フルサポートコース利用時の新規価格は2万円台前半の見込み。4月以降の発売を予定している。  ソニーの一眼レフカメラ「αシリーズ」と同じ、カラムAD変換技術を採用したソニー製CMOSセンサー「Exmor」を搭載しており、光学3倍ズームや3cmのマクロ撮影が可能となっている。このほか、LEDフラッシュも用意され、手ぶれ補正やISO1600撮影と組み合わせて、暗い場所での撮影で失敗を少なくするよう工夫されている。なおメーカー側ではデータフォルダ容量を現在「検討中」としている。  撮影後の画像を活用する方法も充実しており、音楽をBGMにしてスライドショーで再生する「音フォト」、画像を小さなサイズで自動的に複製して端末内に常時保存させやすくする「ミニフォト」、ブログ・SNSへ手軽にアップロードできる機能などが用意されている。画像にはGPS情報を付加することも可能だが、撮影直後にGPS測位の有無を選択できるメニューを表示させるなど、よりスムーズな機能連携が実現予定という。  GPS情報を付加した画像は、EZナビウォークや同梱のパソコン向けソフト「Picture Motion Browser」と連携させることが可能。旅行中に撮影した画像を地図上で見ることもできる。  なお新製品発表会場ではW61Sの一部機能を再現した製品見本が展示されるのみで、操作感を自由に体験することはできなかった。現在も開発進行中だが、撮影可能間隔の短縮化や撮影モードの充実など、デジタルカメラのブランドが冠された製品ならではの性能を目指すという。  W61Sではこのほか、Bluetooth機能に対応。ワイヤレスでの音楽再生のほか、ソニー製のワイヤレスオーディオレシーバー「DRC-BT15P」との組み合わせでは遠隔撮影が可能になっている。 またワンセグ視聴も可能で、受信用の伸縮式アンテナを本体に内蔵する。  メインディスプレイは最大26万色相当、480×800ドット(ワイドVGA)表示の約2.8インチ透過型TFT。ソニー製テレビ「BRAVIA」の映像補正技術を応用した映像エンジン「Reality MAX」も搭載するほか、付属ケーブルを使って写真をテレビに映し出すこともできる。 なおサブディスプレイは非搭載。  au関連のサービスでは、新発表となったau Smart Sports(Run&Walkアプリ)をサポート。これ以外にもLISMO Video/LISMO(ビデオクリップ)、オーディオ機器連携、au one ガジェット、マルチプレイウィンドウ、着うたフル、EZテレビ(ワンセグ)、EZナビウォーク、おサイフケータイ(EZ FeliCa)、オープンアプリプレーヤーなどに対応する。また外部メモリとしてmicroSDカード(最大2GB)が利用できる。  大きさは約50×114×22(最厚部24mm)、重さは約149gだが、どちらも暫定値。連続通話時間や連続待受時間は検討中とされている。ボディカラーはスペクトラムピンク、シャドウブラック、プリズムホワイトの3色。

Bluetooth対応でスポーティデザインの「W61T」

東芝製「W61T」は、ワンセグ対応の折りたたみ型CDMA 1X WIN端末。厚さ18.9mm、重量118gのコンパクトボディながら、Bluetooth機能を搭載するのが特徴。EV-DO Rev.Aによる高速通信もサポートする。フルサポートコース利用時の新規販売価格は10,000円台前半の見込み。発売時期は3月以降を予定している。  W61Tではスポーティなデザインを強調。ボディ表面の角のうち、1カ所が45度にカットされ、メールや通話の着信時などに光る「クリスタルイルミ」が配されている。また、端末を開いた時にはカーソル・数字キーやその周囲が点灯するなど「光の演出」を充実させた。2月1日発売予定のW56Tと比較して、より女性が利用しやすいデザインを意識しているという。  端末の折りたたみ機構には一般的な一軸ヒンジを採用。メインディスプレイは最大262,144色表示、240×400ドット(ワイドQVGA)表示の2.8インチ有機EL、サブディスプレイは7×7のLEDとなっている。なおEV-DO Rev.Aやau one ガジェットをサポートしているが、テレビ電話機能は非対応。  新サービス「au Smart Sports」対応で、プリセットアプリ「Run&Walk」を利用する際にBluetooth機能を活用して、ワイヤレスで音楽を聴きながらランニングやウォーキングできる。またmicroSDカードスロット(最大2GB)、オートフォーカス対応の324万画素カメラなどを搭載する。  最長23時間のワンセグ視聴が可能。映像チューニングには東芝の液晶テレビ「REGZA」のノウハウが活かされており、木の葉の緑や人物の肌色なども自然な色合いで再現するという。また番組にあわせてノーマル、ファイン、シネマから画質を選択することもできる。このほか映像関連では、新サービスの「LISMO Video」に対応する。  auのサービス関連では、EZ FeliCa(おサイフケータイ)、オーディオ機器連携、マルチプレイウィンドウ、LISMO Video、着うたフル、EZナビウォーク、オープンアプリプレーヤーなどをサポートする。  大きさは約50×98×18.9mm、重さは約118g。連続通話時間は約240分、連続待受時間は約250時間。ボディカラーは、アスレチックホワイト、ダンシングピンク、セイリングブルーの3色。

3インチ有機ELでタッチセンサー搭載「W61SA」

三洋電機製「W61SA」は、ワンセグ対応のスライド型CDMA 1X WIN端末。メインディスプレイは、3.0インチ、240×432ドットの有機ELで、強化ガラスを密着させたファインパネルを採用する。4月以降に発売される予定。  従来は本体上下に分かれていた操作キーは、今回、全てキー側ボディに集約されている。スライドを閉じるとディスプレイ部のみ露出され、その形状は「Full Front スタイル」と名付けられている。  ディスプレイ面の本体上部前面には、タッチセンサーが設けられており、閉じたままでもワンセグ視聴やLISMOの操作が可能となっているが、触ってもバイブレーションなどは動作しない。閉じた状態でタッチセンサーを操作するのは、サイドキーからワンセグや音楽再生機能、タスクメニューなどを起動した場合のみで、待受状態でタッチセンサーを触っても反応しない。タッチセンサーは4つのボタン状になっており、操作できる場合は、それぞれ青く丸い光が点る。そのすぐ横のディスプレイには、矢印などが描かれ、4つのタッチセンサーに割り当てられた機能を示す。  Bluetooth機能も用意されており、ワイヤレスで音楽を楽しんだり、ハンズフリー通話したりできる。新サービス「au Smart Sports」のアプリ「Run&Walk」で、ランニングやウォーキングしながら、Bluetooth経由でワイヤレスで音楽を楽しむといった使い方もできる。このほか、オートフォーカス対応の199万画素CMOSカメラ、FMトランスミッター機能やmicroSDカードスロットも搭載する。  auのサービス関連では、オーディオ機器連携、au one ガジェット、マルチプレイウィンドウ、LISMO Video、着うたフル、EZナビウォーク、オープンアプリプレーヤーなどをサポートする。今回発表された、高音質化技術「netK2」も搭載している。  大きさは約51×108×17.3mm、重さは約139gとなっているが、どちらも暫定値。連続通話時間や連続待受時間は検討中とされる。ボディカラーは、フュージョンブラック、イノセンスホワイト、グレースピンクの3色。  同時発表されたW62SAは、鳥取三洋のチームが開発を担当しているが、「W61SA」は三洋電機のチームが担当しており、KCP+を採用する。基本的な部分は、近日発売予定の「W54SA」と同等という。実際に操作してみたところ、発売まで2カ月程度あるためか、まだ開発中という状況で、やや動作にもたつきが感じられた。  なお、三洋電機の携帯電話事業は京セラに買収されることになったが、ブース担当者は「今後について詳細なところはわからないが、au端末における三洋ブランドの機種は継続して提供される予定」と説明していた。

価格1,000万円、ソフトバンクからティファニー携帯登場

ソフトバンクモバイルと世界的なジュエリーブランドであるティファニー・アンド・カンパニー・ジャパンは、シャープ製の「823SH」をベースとしたティファニーとのコラボレーションモデルを共同で企画・制作すると発表した。  世界的なジュエリーブランドとして知られるティファニーとソフトバンクのコラボレーションモデルは、「THE PREMIUM」の名を冠したシャープ製の折りたたみモデル「823SH」をベースとしたもの。28日の発表では、端末のイメージがCGで公開された。  ティファニーモデルの携帯電話について、ソフトバンクの孫正義氏が語ったところによると、端末はプラチナの台の上に400個のダイヤモンド(合計20カラット)があしらわれたものになるという。価格は1,000万円程度になる予定で、限定10台のみ販売される。  「823SH」は背面部の素材パネルが変更できるモデルとなる。ティファニーモデルも基本的にはこのパネル部にダイヤモンドがちりばめられる予定だが、端末詳細については現在のところ未定としている。  販売方法などについても未定だが、10台のうちの1台の行き先は決定している。ソフトバンクの孫氏は、発表会のゲストとして登場した上戸彩に対して、ソフトバンクよりティファニーモデル1台プレゼントすることを明らかにした。これを聞いた上戸彩は、それまで話していた声が裏返ってしまうほど驚いていた。  なお、孫氏の説明によれば、伝統あるティファニーが今回のようなコラボレーションを行なうのは非常に珍しいことだという。今回のプロジェクトでは1点物の商品のような丁寧な仕事が行なわれるという。

オンライントレード対応の株ケータイ「920SH YK」

「920SH YK」は、SBIイー・トレード証券の株取引機能に特化したシャープ製端末。3月下旬以降発売。  同端末は、2007年の秋冬モデルとして登場したAQUOSケータイ「920SH」に、株の売買に便利なアプリを盛り込んだ端末。SBIイー・トレード証券での株取引に対応した専用アプリがプリセットされており、ハードウェアとしてはYahoo!ケータイにアクセスできる「Y!」ボタンの位置に専用の「株ボタン」を装備する。  「株ボタン」を押すと、すぐに専用アプリが起動。横画面で下部のポートフォリオやマーケット情報、株式情報といった市況をリアルタイムに閲覧できる。株の売買が可能で、大きな特徴は19時以降の夜間取引にも対応している点。外出先でいざという時に株の売買がすぐに行なえるという。SBIイー・トレード証券の証券口座があれば利用できる。  なお、株に特化した端末ではあるが、ソフトバンクの通常の携帯電話サービスに基本的に対応している。「株ボタン」を長押しすればYahoo!ケータイにアクセスできる。  メインディスプレイは、3.2インチ、480×854ドット、最大26万色表示のNewモバイルASV液晶、サブディスプレイは0.5インチ、60×32ドット、白2行表示の有機ELを搭載する。「920SH」と同じく、ディスプレイ部は右側に90度回転するサイクロイド機構を搭載する。  カメラ機能は有効画素数320万画素、オートフォーカス機能付きのCMOSカメラを搭載、外部メモリは最大2GBのmicroSDカードをサポートする。  ワンセグや3Gハイスピード、フルブラウザ、おサイフケータイ、国際ローミング、赤外線通信、Bluetoothなどに対応。GPS機能には非対応のほか、新サービスとして発表された「PCメール」も利用できない。  W-CDMA網での連続通話時間は約240分(静止時)で、待受時間は約330時間(静止時)。ワンセグの連続視聴時間は約4時間15分となる。大きさは50×110.6×18mmで、重さは約123g。ボディカラーはメタルブラックの1色。  ソフトバンクの説明員によれば、「これまで本気になって開発された株用のアプリはなかったのではないか」と語り、携帯電話で株の売買が行ない易いように配慮したと語っていた。流動的な株式市場において、どこもでも取引が行なえる利便性をアピールしていくという。  SBIイー・トレード証券には現在、約150万口座が開設されているという。このうち、どれだけのユーザーが今回の端末を利用するかは未知数だが、端末は通常通り量販店で販売されるとのこと。今回は、株ケータイのSBIイー・トレード版となるが、そのほかの証券市場向けのモデルについても現在検討しているという。

コンパクトボディのWindowsケータイ「X03HT」

「X03HT」は、コンパクトなボディにQWERTY配列のキーボードとテンキーの両方を搭載したHTC製のWindows Mobileケータイ。  前面に数字ボタンを配置したストレート型端末のような外観だが、端末を横方向にスライドさせるとフルキーボードが現われる。ディスプレイは2.4型、QVGA液晶を搭載し、オートフォーカス付きの200万画素CMOSカメラを装備する。  OSにはWindows Mobile 6 Standard Editionが搭載される。Office Mobileを搭載することでオフィス文書の閲覧に対応し、Adobe Reader ELによりPDFファイルの閲覧が可能。Windows Media Player Mobileが搭載され、WMA、MP3形式の音楽ファイルやWMA形式の動画ファイルを再生できる。ソフトバンクモバイルの「S!ミュージックコネクト」もサポートされるほか、Bluetoothヘッドセットを使って音楽が楽しめる。文字入力では日本語と英語に対応した予測変換機能が搭載されている。microSDHCカードがサポートされ、容量は最大8GBのモデルが利用できる。  通信方式はW-CDMA、GSM(850/900/1800/1900MHz)。無線LANが利用でき、3Gハイスピードやフルブラウザ、Bluetooth、国際ローミングなどに対応する。ワンセグやGPS機能、赤外線通信、おサイフケータイには非対応となる。  W-CDMA網での連続待受時間は約330時間、連続通話時間は約210分。  大きさは約51×106×19.4mmで、重さが約150g。ボディカラーはホワイト、レッド、ブラックの3色。

カールツァイスレンズ採用5メガカメラ搭載の「X02NK」

「X02NK/Nokia N95」は、5メガピクセルカメラを搭載したノキア製スマートフォン。  端末が上下にスライドするデュアルスライドを採用し、通常通り縦位置で上方向にスライドさせると数字ボタンが露出するほか、もう片方の下方向にスライドさせると音楽プレーヤー機能の操作ボタンが現われる。端末側面には3.5mmのステレオジャックが搭載され、小型のヘッドホンやイヤホンをそのまま接続できる。  カメラ機能はオートフォーカス対応の504万画素CMOSカメラで、カールツァイス製のレンズを搭載する。撮影後に表示されるアイコンからアップロード機能を利用すると、画像をmixiに公開できる。これはノキアの「シェアオンライン」機能を利用するもので、海外のノキア製端末ではすでに同様の機能を用いて「Flickr」にワンタッチでアップロードできる機能が実現されている。X02NKでは初期設定でmixiとVoxに投稿できるようになっており(それぞれアカウントが必要)、別途Flickrの「シェアオンライン」用ファイルをダウンロードすることでFlickrにも対応可能。複数の投稿先をシェアオンライン機能に登録していた場合、アップロード時に投稿先を選択する。  ノキア端末オリジナルの機能として、GPS機能とフルブラウザ(PCサイトダイレクト対応)を搭載する。GPS機能では、国内での利便性が高いナビタイムジャパンのナビゲーションアプリをダウンロードできる。これ以外にも、ノキア製の地図アプリ「Nokia Maps」が搭載される。検索をアルファベットで行なう必要があるなど国内で利用するには少し難しい面もあるが、世界各国の主要地域に対応する点が特徴。ロンドンのバーといったように施設の検索も行なえる。地図データは、表示する地域に応じて拡大・移動するごとにダウンロードを行なうが、保存されたデータを消さなければ次回はダウンロードせずに利用可能。パソコン向けの専用ソフトを利用し、パソコン経由で予め出かける予定の場所の地図データをダウンロードすることもできる。  動画再生機能では、「ビデオセンター」機能により動画配信サイトのRSSを取得でき、動画をストリーミング再生で楽しめる。ビデオ出力機能も搭載されている。  3Gハイスピードや無線LAN、赤外線、Bluetooth、国際ローミングなどに対応する。microSDHCカードがサポートされ、最大4GBの容量に対応。2GBのmicroSDカードがパッケージに同梱される。ワンセグやおサイフケータイには非対応。  通信方式はW-CDMA、GSM(850/900/1800/1900MHz)。W-CDMA網での連続待受時間は約200時間、連続通話時間は約160分。GSM網での連続待受時間は約225時間、連続通話時間は約240分。  大きさ53×99×21mmで、重さは約120g。ボディカラーはレッド、ストームブルー、ホワイトの3色。

ソフトバンク初の防水機能を備えた東芝製「822T」

「822T」は、ソフトバンクとしては初の防水機能を搭載した東芝製の折りたたみ型端末。発売は2008年2月下旬以降の予定。  防水性能は他社の防水ケータイとほぼ同等の、IPX5とIPX7相当となっている。ソフトバンクの孫社長は発表会において、「お風呂でメールを使ってもらうことにこだわった。キーは押しやすく、女性にぴったりだと思う。お風呂で長湯しつつ長メールして欲しい」とアピールしている。  メインディスプレイは2.4インチのQVGA液晶。屋外など明るい環境でも、外光の乱反射を抑える「クリアスクリーン液晶」を採用している。サブディスプレイにはモノクロの有機ELを採用する。  機能面では昨年夏モデルの「fanfun 815T」がベースとなっており、背面のイルミネーション機能なども共通だが、おサイフケータイ機能は省略されている。ソフトバンクの標準的なサービスに対応するが、ワンセグやBluetooth、国際ローミング、GPSには対応していない。  カメラは196万画素のCMOSでオートフォーカスに対応。インカメラも搭載している。メモリカードはmicroSDカードに対応するが、カードスロットは電池カバーの内部にあり、電池を外してアクセスするタイプとなっている。電池カバーは防水性を重視し、落下時の衝撃などで外れないように回転式のロック機構が採用されている。  イヤホンマイク端子はデータ・充電端子に統合された仕様となっている。カードスロットが内蔵されているため、外部から見える端子カバーは1カ所のみとなっている。  大きさは50×102×18.8mm、重さは127g。ボディカラーはホワイト、ピンク、ブルー、ブラックの4色。

ソフトバンク初のシニア向けモデル「821T」

「821T」は、ソフトバンクとしては初のシニア層向けモデルとなる東芝製の折りたたみ型端末。発売は2008年3月下旬以降の予定。  ケータイに不慣れな高齢層をターゲットとしており、押しやすいキー類、見やすい表示、わかりやすいメニューなど、ドコモの「らくらくホン」のような仕様となっている。ターゲット年齢層としては、既存モデルの「GENT 812SH sII」などよりも高めを狙っているという。  キー類はすべてドーム状の立体形状となっており、キーの表記もクリアキーが「戻る」になっているなど、できるだけ平易になっている。ディスプレイの下には連絡先ショートカット専用のキーが搭載されている。新着メールがあるときには押すべきメールキーが点滅するなど、一部のキーは操作ガイド・通知LED的な役割も果たす。このほか、本体を開きやすいように、内側になる面はエッジが面取りされており、指が引っかかりやすくなっている。  メニューもキー同様に大きめのフォントで平易な表記となっており、通常の端末とは異なる、「受信したメールを見る」といったメニュー表記がなされている。着信音の一部はメロディ全体を聞きやすく調整された「はっきりメロディ」となっている。  携帯電話の操作が学習できる、Flashによるトレーニング機能がプリセットされている。このほかにも、操作教本「見ながら覚えるケータイBOOK」がパッケージに同梱される。

ピンク  本体の背面には緊急ブザースイッチがあり、緊急ブザーを作動させると、防犯ブザーが鳴動するほか、あらかじめ設定した連絡先へ自動的に発信することもできる。また、GPSにも対応しており、ほかの携帯電話やパソコンから821Tの端末位置を検索することも可能となっている。  ディスプレイは2.4型QVGA液晶。サブディスプレイは視認性に優れた全反射タイプのSTNモノクロ液晶。カメラは196万画素CMOSで、オートフォーカスに対応する。サブディスプレイも搭載している。対応メモリカードはmicroSDカード。  GPSによるナビ機能や着うたフルなどにも対応している。ワンセグや3Gハイスピード、フルブラウザ、おサイフケータイ、国際ローミング、赤外線通信、Bluetoothなどといった付加機能には対応していない。イヤホンマイク端子は充電・データ端子と統合仕様。  大きさは50×102×17.9mmで、重さは115g。ボディカラーはシルバー、ピンク、ブラック、ワインレッド、ブルーの5種類。

GPS対応の東芝製子供向けモデル「820T」

「820T」は、子供向け端末「812T」に続くコドモバイル第2弾となる東芝製の折りたたみ型端末。発売は2008年2月上旬以降の予定。  子供の利用を想定したコンセプトケータイ「コドモバイル」の2機種目となる端末で、防犯機能や子供向けコンテンツが充実している。主なターゲットは小学校低学年から中学年。  ディスプレイ側の上端のストラップ穴周辺が防犯ブザーのスイッチとなっている。ストラップを装着するか上端をスライドさせると、防犯ブザーが鳴動し、同時にあらかじめ設定した連絡先へテレビ電話で発信され、さらにGPSを使った位置情報付きのメールも送信される。自動送信される位置情報付きのメールには、NAVITIMEの地図へのリンクURLが入っており、通知を受けた人はケータイやパソコンから地図を参照することが可能となっている。  ディスプレイ側背面には大きな防犯ランプが搭載されており、防犯ブザー鳴動時以外にも、ランプキーを押すことで連続点滅もさせられる。防犯ブザーの音量は10cmの距離で約100dB相当。  GPS機能は緊急通報時以外にも、ほかのケータイやパソコンから820Tの位置を検索する「位置ナビ」にも利用できる。このほか、時間と場所を設定しておくことで、予定通りの時間に出発・到着したかを自動送信で知らせる「イドコロメール」や、サイドキー長押しで位置情報付きメールを自動送信する「簡単お知らせメール」機能がある。

スノーホワイト  これら基本的な機能はコドモバイル第1弾の「812T」を踏襲しており、主な変更点はデザインと内蔵コンテンツの違いとなる。デザイン上で大きく変わった点は、緊急ブザーのスイッチとなる部分が、ストラップ穴となり、好きなストラップを装着しやすくなった点など。  内蔵コンテンツ面では、サンリオの「ハローキティ」のメニューや待受画面が内蔵されるようになった。引き続き東芝のオリジナルキャラクタ「くーまん」のコンテンツも搭載している。  子供向けに、時間割表などの機能が搭載されている。このほか、子供向けの利用制限機能が用意されており、電話やメールの相手先を制限できる機能や、毎月の発信分数やメール送信件数が制限できる機能、夜間や授業中のWebやアプリの利用を制限する機能などが用意されている。  ディスプレイは2.4型QVGA液晶でサブディスプレイは搭載しない。カメラは324万画素CMOSを搭載する。フォーカスは手動切り替え式。メモリカードはmicroSDカードに対応する。ワンセグや3Gハイスピード、フルブラウザ、おサイフケータイ、国際ローミング、赤外線通信、Bluetoothといった機能には対応していない。  大きさは49×97×23mm、重さは116g。ボディカラーはフラワーピンク、スノーホワイト、ジェットブルーの3色。

好みのパネルに着せ替えられるワンセグケータイ「823SH」

「823SH」は、背面部の「テクスチャー」パネルを着せ替えられるシャープ製折りたたみ型端末。3月上旬以降発売。  「THE PREMIUM」の名を冠した端末の第3弾となり、基本的な仕様はソフトバンクの秋冬モデルのラインナップとして登場した「820SH」および「821SH」がベースとなっている。  今回は「THE PREMIUM TEXTURE」と名付けられ、背面部のパネルが好みに合わせて変更できる。同梱されるパネルは無色透明のクリアパネルとなるが、このほかに革や木などの素材感を再現したパネルが9種類用意される。  「エボニー」のパネルは、素材に木(リアルウッド)を採用し、木目調の落ち着いた質感となる。「ホワイトレザー」「ブラックレザー」「パイソン」「ピンククロコダイル」「レッドクロコダイル」「ブラッククロコダイル」「ブラウンクロコダイル」の革パネルはいずれも素材に牛革を使用。それぞれニシキヘビ(パイソン)調、クロコダイル調に加工される。購入時にはパネル引換券が提供され、好みのものを1枚選ぶことになる。パネルはメインディスプレイ側の小さなボタンを押して着脱する。  メインディスプレイは2.6インチ、240×400ドット、最大26万色表示のモバイルASV液晶を搭載、サブディスプレイは0.5インチ、60×32ドット、白1色表示の有機ELとなる。カメラ機能は200万画素CMOSカメラを装備する。メモリカードは最大2GBまでのmicroSDカードに対応する。  ワンセグ、3Gハイスピード、フルブラウザ、おサイフケータイ、赤外線通信、Bluetoothなどに対応。GPS機能や国際ローミングは非対応となる。  大きさは約49×101.5×14.2mmで、重さは約101g(テクスチャー非装着時)となり、値はいずれも暫定値となる。ボディカラーはブラックとシルバーの2色。

有機EL搭載のコンパクトなワンセグケータイ「821SC」

「821SC」は、有機ELディスプレイを採用したサムスン電子製のワンセグケータイ。 発売は2008年3月中旬以降の予定。  有機EL搭載のワンセグ端末という点では同時発表の「820SC」と同じだが、821SCは女性をメインターゲットとし、よりコンパクトで女性向けなデザインとなっている。また、820SCは2軸回転ヒンジデザインだが、821SCは通常の折りたたみデザインとなっている。  メインディスプレイには有機EL(AM-OLED=Active Matrix Organic Light Emitting Diode)が採用されている。サイズは2.4インチで、解像度はQVGA。ワイドタイプではない。サブディスプレイには青色単色の有機ELを搭載している。  ワンセグは予約録画に対応する。最大で4GBのmicroSDカードに20時間の録画が可能。ワンセグの連続視聴時間は約4時間となっている。  設定されている全チャンネルのサムネイルを1画面に表示させる「番組プレビュー」機能も搭載している。ただしチューナーは1個のみなので、番組プレビューは順番にチューニングし、静止画をキャプチャする、という仕組みを採用している。  Bluetooth機能も搭載している。A2DPとSCMS-Tに対応するBluetoothヘッドセットならば、ワンセグの音声も聴くことができる。

シルバー  カメラはオートフォーカス対応の196万画素CMOSを搭載する。30万画素のインカメラも搭載しており、テレビ電話に対応する。カメラの操作メニューは、女性ユーザーを意識して、ヘルプ表示が充実したデザインとなっている。  充電とイヤホンマイクは、独自形状の統合端子を採用している。パッケージには、ソフトバンクの汎用充電コネクタへの変換アダプタが同梱される。また、イヤホンについても、通常のピン型コネクタのイヤホンと変換アダプタが同梱される。  機能面や対応サービスなどはほぼ820SCと同等だが、国際ローミングに対応しない点と「S!ともだち状況」に対応する点などが820SCと異なる。共通の機能としては、3Gハイスピードやフルブラウザ、赤外線通信などに対応している。GPSやおサイフケータイには対応しない。  大きさは99.5×49×16.7mmで、重さは120g。ボディカラーはシルバー、パープル、ホワイト、レッド、ピンクの5色。

有機EL搭載のサムスン製ワンセグケータイ「820SC」

「820SC」は、有機ELディスプレイを採用したサムスン電子製ワンセグケータイ。 発売は2008年2月中旬以降の予定。  2.6インチの有機EL(AM-OLED=Active Matrix Organic Light Emitting Diode)ディスプレイを搭載する。解像度はQVGAで、ワイドタイプではない。サブディスプレイにもカラーの有機ELを採用している。  本体デザインは2軸回転ヒンジとなっており、ディスプレイを表に出したまま本体を折りたためる。ディスプレイの四隅にはタッチセンサーが内蔵されており、本体を閉じた状態でも、画面の四隅に操作ガイドが表示され、ワンセグやカメラなどの操作が行なえるようになっている。  ワンセグは予約録画に対応する。最大で2GBのmicroSDカードに10時間の録画が可能。ワンセグの連続視聴時間は約5時間。設定されている全チャンネルのサムネイルを1画面に表示させる「番組プレビュー」機能も搭載している。ただしチューナーは1個のみなので、番組プレビューは順番にチューニングし、静止画をキャプチャする、という仕組みを採用している。  Bluetoothにも対応し、A2DPとSCMS-T対応のヘッドセットならば、ワンセグの音声を聴くこともできる。充電とイヤホンマイクは、独自形状の統合端子を採用しているが、変換アダプタなどがパッケージに同梱される。
 同時発表の「821SC」と機能面では似たところが多いが、821SCが女性をターゲットとしているのに対し、820SCはヘアライン加工のメタリックなデザインを採用するなど、男性ユーザーをターゲットとしている。821SCとの機能面での主な違いは、国際ローミングに対応する点、「S!ともだち状況」に対応しない点など。  独自機能としては、携帯電話内に保存されていデータを横断的に検索できる「マルチ検索」機能、ビジネス文書が閲覧できるドキュメントビューワーなどが搭載されている。196万画素のオートフォーカス付きカメラを搭載する。  このほか、3Gハイスピードやフルブラウザ、赤外線通信などに対応する。GPS機能やおサイフケータイなどには非対応となる。  大きさは51.3×102.8×18.2mmで、重さは132g。ボディカラーはブラック、シルバー、ゴールド、ダークレッドの4色。

グラデーションカラーを採用した薄型ストレート端末「822P」

「822P」は、厚さ約8.9mmという世界最薄クラスを実現したストレートタイプのパナソニック モバイルコミュニケーションズ製端末。発売は2008年2月中旬以降を予定している。  「姿形にこだわった、スリム+デザイン性」が最大の特徴で、ボディカラーはレッド、ピンクゴールド、ブラック、ホワイトの4色。ホワイトを除く3色にはグラデーションカラーが採用されている。同社によれば、開発当初はビジネスマンや、バッグに入れてもかさばらないケータイを好む女性をターゲットに展開する予定であったが、事前の調査では10代のユーザーからも注目度が高いとのことだ。  メインディスプレイは約2.2インチ、240×320ドット(QVGA)、26万色表示のTFT液晶を搭載。カメラ機能は200万画素の、オートフォーカス対応CMOSカメラを搭載。最大2GBのmicroSDカードに対応する。赤外線通信をサポート。  PCサイトブラウザ、Bluetooth、国際ローミング、3Gハイスピード、着うたフルなどに対応する。ワンセグ機能やおサイフケータイには対応しない。  大きさは約51×127×8.9(突起部除く)mmで、重さは約96g。連続待受時間は約300時間、連続通話時間は約200分(数値はいずれも暫定)。

有機EL採用のワンセグ対応レグザケータイ「921T」

「921T」は、2.8インチ、有機ELディスプレイを搭載したワンセグ対応端末。発売は2008年3月下旬以降の予定。  メインディスプレイには2.8インチのワイドQVGA(240×400ドット)の有機ELを採用する。サブディスプレイにもモノクロの有機ELを採用する。2軸回転ヒンジデザインを採用し、メインディスプレイを表にした状態で折りたためる。  東芝のテレビブランド名「REGZA」の名前を冠した「REGZAケータイ」となる。ワンセグ表示にREGZAで培われた画像処理技術が応用されており、輪郭強調などの機能が搭載されている。有機ELディスプレイに合うようにチューニングされ、黒がはっきり映るようになっているという。  ワンセグの予約録画にも対応する。ワンセグの連続視聴時間は約3時間50分(エコモード時は約4時間20分)。マルチウィンドウ表示などには対応しない。  照度センサーが搭載されていて、通常の画面表示では、周囲の明るさにより画面明度が自動調節されるが、ワンセグ表示時はデフォルトでもっとも美しく見えるようにチューニングした明るさに固定されている(任意に変更も可能)。  カメラには324万画素のCMOSを搭載。オートフォーカスと手ぶれ補正に対応する。インカメラは搭載していない。  対応サービス・機能面では前モデルの「920T」を踏襲しており、3Gハイスピードやフルブラウザ、GPS、おサイフケータイ、赤外線機能などに対応する。Bluetoothにも対応し、SCMS-T対応のヘッドセットであれば、ワンセグの音声も聴くことができる。国際ローミングには対応しない。イヤホンマイク端子はデータ・充電端子に統合されている。  大きさは106×51×19.4mmで、重さは約130gボディカラーはブラックシルバー、カーキーゴールド、ホワイト、ビビッドピンク、ピンクの5色。

3.5型液晶やフルキーボード搭載の横開き端末「922SH」

「922SH」は、電子辞書のような横開きスタイルを採用したシャープ製折りたたみ型端末。3月末発売予定。  「インターネットマシン」と名付けらた「922SH」。端末は電子辞書のようなスタイルで、開くとをフルキーボードが現われる。3.5インチ、480×854ドット、最大26万色表示のNewモバイルASV液晶を搭載し、メールやブラウジング、ワンセグ視聴などに注力したモデルとなる。  ソフトバンクのスマートフォンは「X」シリーズとなるが、「922SH」は通常ラインナップに属し、Yahoo!ケータイなどのソフトバンクの各サービスが利用できる。「X」シリーズはWindowsとの連携など、パソコン連携に重点が置かれたモデルとなるが、「922SH」は一般的な携帯電話からの派生モデルとなる。  このため、QWERTY配列のフルキーボードを搭載したモデルながら、タッチパネル式のディスプレイではなく、方向キーによって操作する。キーボードの右側に配された方向キーの上部左右には、画面の左ソフトキーと右ソフトキーに割り当てられたボタンがある。横長の大型液晶となるため、とくに左ソフトキーが示す位置と割り当てられたボタンの位置には大きな差があり、発表会の短い時間では慣れるまでには至らなかった。  なお、「922SH」では、フルブラウザ「PCサイトブラウザ」のページ読み込み容量が1MBに拡大されている。通常の携帯電話シリーズとなるため、パケット定額サービスを利用した場合、フルブラウザを利用しても月額1,029円~5,980円となる。  横画面を活かしたメールの3ペイン表示などに対応し、絵文字などもサポートする。携帯電話でパソコン宛のメール送受信が行なえる新サービス「PCメール」も利用できる。
 また、ワンセグを視聴しながらブラウジングするなど、2つの機能を同時に起動して2画面表示が行なえる。テレビ電話機能を利用した場合、相手側の映像を自分の映像がちょうど半分ずつ表示されるため視認性が非常に高い印象だ。端末を開いた側にステレオスピーカーも搭載されている。  このほか、キーボードには辞書ボタンが用意されており、国語・英和・和英の各辞書がワンタッチで呼び出せる。辞書コンテンツの追加は行なえない。  端末の背面にはセンサーキーを搭載。センサーキーを操作して、端末を閉じたままで電話の発着信などが行なえる。サブディスプレイは1.18インチ、128×64ドット、白1色表示の有機ELを装備する。メインカメラは、有効画素数200万画素のCMOS、サブカメラは11万素CMOSとなる。最大4GBのmicroSDHCカードに対応する。  ワンセグ、3Gハイスピード、フルブラウザ、国際ローミング、赤外線、Bluetoothなど、ソフトバンクの各サービスに対応する。ただし、おサイフケータイやGPS機能は非対応となる。  大きさは56×116×17mm、重さは約132g。通話時間および待受時間、ワンセグの視聴時間はについては測定中としている。ボディカラーは、パールホワイト、メタリックブラック、ブロンズゴールド、パールピンクの4色。  なお、「922SH」はソフトバンクの孫氏自身が自ら企画したモデルだという。孫氏は「922SH」について、「これだけ大画面だと寝転がりながらベッドルームでテレビを見るのに便利。フルキーボードは使い慣れるととテンキーよりも2~3倍速く文章が打てる」とアピール。同氏は、「X」シリーズで提供しているWindows Mobile端末について、「電話としての機能は使いにくい面もある」などと語っていた。

進化したフルスライドケータイ「FULLFACE 2 921SH」

「921SH」は、「FULLFACE 913SH」の後継モデルとなるシャープ製のスライド端末。「FULLFACE 2」と呼ばれる。3月上旬以降発売。  端末は、前作のFULLFACEと同様、端末を閉じると数字キーや方向キーが隠れてしまう全画面スタイル。従来は、ディスプレイの横に閉じたままでも操作できるセンサーキーが搭載されていたが、「921SH」では指のタッチや長押し、なぞるといった動作に対応した「タッチレガード」センサーを装備。メール作成を除いたほとんどの機能がこのセンサーで行なえるようになった。  長方形の網点で記されたセンサー部は、中央をタッチすると決定キーと同じ役割を果たし、上から下になぞれば方向キーの下、右から左になぞれば方向キーの左といったように方向キーと同じ操作が行なえる。また、長方形の四隅だけは青い点で表示されている。ユーザーから見て左上の青点が左ソフトキー、右上が右ソフトキー、左下がショートカットキー、右下がクリアキーの役割となる。  端末の傾きや動きを感知する「モーションコントロールセンサー」を搭載しており、画面の向きに応じて自動的に縦横が切り替わる。例えば、カメラを起動して端末を横に持ち変えれば、自動的に横画面の撮影に切り替わるという具合だ。また、端末を上下反対にしたとしても、画面がヘディングアップする。「タッチレガード」センサーもこれに呼応し、ユーザーから見た場合に左上の青点は左ソフトキー、右上の青点は右ソフトキーといったように常に同じ操作が行なえるようになっている。  モーションコントロールセンサーでは、端末を振って特定の機能を呼び出す機能も利用できる。ディスプレイは3.2インチ、480×854ドット、最大26万色表示のNewモバイルASV液晶を搭載する。画面は16:9の比率で表示、液晶部と前面パネル部を密着させた「リフレクトバリアパネル」を採用、太陽光などの乱反射が軽減するという。  なお、メニュー画面には、アクロディアのユーザーインターフェイス技術「VIVID UI」が導入され、メニュー画面の3D表示が可能となっている。  映像関連の機能ではワンセグに対応。カメラ機能は、有効画素数320万画素のオートフォーカス付きCMOSカメラを装備。あらかじめピントを合わせた状態で構図を考え、シャッターが押せる「フォーカスロック機能」も利用できる。カメラには名刺読み取り機能なども用意される。最大4GBまでのmicroSDHCカードに対応する。  3Gハイスピードやフルブラウザ、おサイフケータイ、着うたフル、赤外線通信、Bluetoothなどに対応する。GPS機能や国際ローミング機能は非対応。携帯電話でパソコン宛のメール送受信が行なえる新サービス「PCメール」も利用できる。  大きさや重さ、待受時間、連続通話時間、ワンセグ視聴時間は測定中。ボディカラーはブラック、ホワイト、ブライドブルー、ゴールド、ピンクの5色。

Wオープンスタイル採用のVIERAケータイ「920P」

「920P」は3インチフルワイド液晶とワンセグ機能を搭載する、パナソニック製端末。発売は2008年2月下旬以降を予定している。  ディスプレイは480×854ドット(VGA)のTFT液晶で、パナソニックの大画面薄型テレビ「VIERA」の高画質技術が採用された画質処理エンジン、「モバイルPEAKSプロセッサ」を搭載。これにより明るくメリハリはあるが、目に優しい映像を実現しているとのこと。また、ワンセグの連続視聴時間は通常で約4時間30分、ECOモードで約6時間45分。  縦横に開くことができる「Wオープンスタイル」は2007年11月28日に発売された、NTTドコモの「P905i」と同じ構造で、横方向で開く場合には、ヒンジ部分に配置された「ワンプッシュオープン」により片手での操作も可能だ。同社では、P905iとの差別化のポイントとして、ワンセグとPCブラウザをボタン1つで切り替え可能な「メディアジャンプボタン」の搭載を挙げている。  カメラはオートフォーカス付きの510万画素CMOSセンサーで、手ぶれ補正機能、10種のシーン別撮影モードも装備している。記録メディアとしては最大4GBのmicroSDカードに対応する。  BluetoothやICデータ通信をサポートするほか、着うたフル、おサイフケータイ、国際ローミングなどに対応。  大きさは約49×106×18.8mm(折りたたみ時)で、重さは約135g。連続待受時間は約340時間、連続通話時間は約200分(折たたみ時)。本体カラーはメタルブラック、ゴールド、ホワイト、ライトブルー、ピンクの5色が用意されている。