2008年3月6日木曜日

511万画素カメラのCyber-shotケータイ「W61S」

ソニー・エリクソン製「W61S」は、オートフォーカス・手ぶれ補正対応の511万画素CMOSカメラを搭載した“Cyber-shotケータイ”。顔を検出して自動的にピントや明るさを最適化する機能「顔キメLite」や、笑顔にあわせて自動的にシャッターを切る「スマイルシャッターLite」を搭載。高速通信規格であるEV-DO Rev.Aや、テレビ電話機能にも対応する。フルサポートコース利用時の新規価格は2万円台前半の見込み。4月以降の発売を予定している。  ソニーの一眼レフカメラ「αシリーズ」と同じ、カラムAD変換技術を採用したソニー製CMOSセンサー「Exmor」を搭載しており、光学3倍ズームや3cmのマクロ撮影が可能となっている。このほか、LEDフラッシュも用意され、手ぶれ補正やISO1600撮影と組み合わせて、暗い場所での撮影で失敗を少なくするよう工夫されている。なおメーカー側ではデータフォルダ容量を現在「検討中」としている。  撮影後の画像を活用する方法も充実しており、音楽をBGMにしてスライドショーで再生する「音フォト」、画像を小さなサイズで自動的に複製して端末内に常時保存させやすくする「ミニフォト」、ブログ・SNSへ手軽にアップロードできる機能などが用意されている。画像にはGPS情報を付加することも可能だが、撮影直後にGPS測位の有無を選択できるメニューを表示させるなど、よりスムーズな機能連携が実現予定という。  GPS情報を付加した画像は、EZナビウォークや同梱のパソコン向けソフト「Picture Motion Browser」と連携させることが可能。旅行中に撮影した画像を地図上で見ることもできる。  なお新製品発表会場ではW61Sの一部機能を再現した製品見本が展示されるのみで、操作感を自由に体験することはできなかった。現在も開発進行中だが、撮影可能間隔の短縮化や撮影モードの充実など、デジタルカメラのブランドが冠された製品ならではの性能を目指すという。  W61Sではこのほか、Bluetooth機能に対応。ワイヤレスでの音楽再生のほか、ソニー製のワイヤレスオーディオレシーバー「DRC-BT15P」との組み合わせでは遠隔撮影が可能になっている。 またワンセグ視聴も可能で、受信用の伸縮式アンテナを本体に内蔵する。  メインディスプレイは最大26万色相当、480×800ドット(ワイドVGA)表示の約2.8インチ透過型TFT。ソニー製テレビ「BRAVIA」の映像補正技術を応用した映像エンジン「Reality MAX」も搭載するほか、付属ケーブルを使って写真をテレビに映し出すこともできる。 なおサブディスプレイは非搭載。  au関連のサービスでは、新発表となったau Smart Sports(Run&Walkアプリ)をサポート。これ以外にもLISMO Video/LISMO(ビデオクリップ)、オーディオ機器連携、au one ガジェット、マルチプレイウィンドウ、着うたフル、EZテレビ(ワンセグ)、EZナビウォーク、おサイフケータイ(EZ FeliCa)、オープンアプリプレーヤーなどに対応する。また外部メモリとしてmicroSDカード(最大2GB)が利用できる。  大きさは約50×114×22(最厚部24mm)、重さは約149gだが、どちらも暫定値。連続通話時間や連続待受時間は検討中とされている。ボディカラーはスペクトラムピンク、シャドウブラック、プリズムホワイトの3色。

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