2008年3月6日木曜日

3インチ有機ELでタッチセンサー搭載「W61SA」

三洋電機製「W61SA」は、ワンセグ対応のスライド型CDMA 1X WIN端末。メインディスプレイは、3.0インチ、240×432ドットの有機ELで、強化ガラスを密着させたファインパネルを採用する。4月以降に発売される予定。  従来は本体上下に分かれていた操作キーは、今回、全てキー側ボディに集約されている。スライドを閉じるとディスプレイ部のみ露出され、その形状は「Full Front スタイル」と名付けられている。  ディスプレイ面の本体上部前面には、タッチセンサーが設けられており、閉じたままでもワンセグ視聴やLISMOの操作が可能となっているが、触ってもバイブレーションなどは動作しない。閉じた状態でタッチセンサーを操作するのは、サイドキーからワンセグや音楽再生機能、タスクメニューなどを起動した場合のみで、待受状態でタッチセンサーを触っても反応しない。タッチセンサーは4つのボタン状になっており、操作できる場合は、それぞれ青く丸い光が点る。そのすぐ横のディスプレイには、矢印などが描かれ、4つのタッチセンサーに割り当てられた機能を示す。  Bluetooth機能も用意されており、ワイヤレスで音楽を楽しんだり、ハンズフリー通話したりできる。新サービス「au Smart Sports」のアプリ「Run&Walk」で、ランニングやウォーキングしながら、Bluetooth経由でワイヤレスで音楽を楽しむといった使い方もできる。このほか、オートフォーカス対応の199万画素CMOSカメラ、FMトランスミッター機能やmicroSDカードスロットも搭載する。  auのサービス関連では、オーディオ機器連携、au one ガジェット、マルチプレイウィンドウ、LISMO Video、着うたフル、EZナビウォーク、オープンアプリプレーヤーなどをサポートする。今回発表された、高音質化技術「netK2」も搭載している。  大きさは約51×108×17.3mm、重さは約139gとなっているが、どちらも暫定値。連続通話時間や連続待受時間は検討中とされる。ボディカラーは、フュージョンブラック、イノセンスホワイト、グレースピンクの3色。  同時発表されたW62SAは、鳥取三洋のチームが開発を担当しているが、「W61SA」は三洋電機のチームが担当しており、KCP+を採用する。基本的な部分は、近日発売予定の「W54SA」と同等という。実際に操作してみたところ、発売まで2カ月程度あるためか、まだ開発中という状況で、やや動作にもたつきが感じられた。  なお、三洋電機の携帯電話事業は京セラに買収されることになったが、ブース担当者は「今後について詳細なところはわからないが、au端末における三洋ブランドの機種は継続して提供される予定」と説明していた。

0 件のコメント: