2008年3月6日木曜日

au初のGSM対応モデル「W62S」

 ソニー・エリクソン製「W62S」は、au端末として初めてGSM方式に対応した折りたたみ端末。CDMA 1X WINに加えて、GSMに対応したことで、単体で国際ローミングサービス「グローバルパスポート GSM(3月15日にグローバルエキスパートから改称)」が利用できるため、世界約180カ国・地域で、いつもの電話番号での音声通話や、メール、EZweb、PCサイトビューアーが使用できる。 発売予定は3月以降。フルサポートコースを利用した場合の新規契約価格は、10,000円台前半になる見通し。  海外での利用を想定しているため、メインメニュー内に「GlobalAssort」メニューを用意。「海外渡航設定」「航空機モード」「ツインプラネットクロック」「グローバル電卓」「モバイル辞書」といったグローバル系の機能がすぐ呼び出せる。6カ国語の会話集「TalkManFlash」も搭載されており、本体プリセット版は3カ国語を収録する予定。利用時には、相手に音声を聞かせる形になる。メインおよびサブディスプレイに日本時間と現地時間を表示でき、文字入力は英語の予測入力をサポートした「POBox Pro E」も搭載する。  メインディスプレイは約2.7インチ、240×432ドットのTFT、サブディスプレイは約1.1インチ、128×36ドットの有機EL。オートフォーカス対応の201万画素CMOSカメラや、2GB対応のmicroSDカードスロットを搭載する。 パネルを閉じるとアニメーションが起動する。アニメーションは世界各国の風景をモチーフにしたものから、「水槽」「植物」「算数」などが用意されており、好みに応じてサブディスプレイのアニメーション設定で変更できる。  フロントパネルの素材には、携帯電話で初めてスーツケースの素材としても知られる「ジュラルミン」を採用する。これにより、従来より傷つきにくさが格段に向上している。ボディカラーにはソニーのグローバルカラーを用いており、「シルバー×レザー」は金属的な質感に、「ブラック×ローズ」はマットでシックな質感に、「ホワイト×ライム」はソフトな質感に仕上げられている。背面パネルもカラーごとにテクスチャを変化させており、世界に通じる高級感を演出している。また、女性の利用を意識し、ヒンジに近い部分にはミラーが採用されている。  ライフスタイルに合わせてメインメニューを変更できるほか、防犯機能として「W61K」と同じ「フェイク着信」機能を搭載。閉じた状態では側面のカメラキー、開いた状態では着信キーを長押しすると起動する。着信音が鳴り、発信キーの押下により実際の通話と同様にLEDが点灯するため、通話しているふりができる。また、「カメラでケンサク!ERサーチ」がプリセットされている。  au関連サービスでは、LISMO、着うたフル、EZナビウォーク、EZ FeliCa(おサイフケータイ)、オープンアプリプレーヤーなどに対応する。携帯とPCを使ったスポーツサポートサービス「au Smart Sports」の第一弾「Run&Walk」にも対応しており、「Run&Walkアプリ」をダウンロードすることで利用できるようになる。ワンセグ、LISMO Video、オーディオ機器連携、au one ガジェット、マルチプレイウィンドウは非対応。  大きさは約48×101×16.9mm、重さは約119g。国内での連続通話時間は約240分、連続待受時間は約350時間。

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