2008年3月6日木曜日
オンライントレード対応の株ケータイ「920SH YK」
「920SH YK」は、SBIイー・トレード証券の株取引機能に特化したシャープ製端末。3月下旬以降発売。 同端末は、2007年の秋冬モデルとして登場したAQUOSケータイ「920SH」に、株の売買に便利なアプリを盛り込んだ端末。SBIイー・トレード証券での株取引に対応した専用アプリがプリセットされており、ハードウェアとしてはYahoo!ケータイにアクセスできる「Y!」ボタンの位置に専用の「株ボタン」を装備する。 「株ボタン」を押すと、すぐに専用アプリが起動。横画面で下部のポートフォリオやマーケット情報、株式情報といった市況をリアルタイムに閲覧できる。株の売買が可能で、大きな特徴は19時以降の夜間取引にも対応している点。外出先でいざという時に株の売買がすぐに行なえるという。SBIイー・トレード証券の証券口座があれば利用できる。 なお、株に特化した端末ではあるが、ソフトバンクの通常の携帯電話サービスに基本的に対応している。「株ボタン」を長押しすればYahoo!ケータイにアクセスできる。 メインディスプレイは、3.2インチ、480×854ドット、最大26万色表示のNewモバイルASV液晶、サブディスプレイは0.5インチ、60×32ドット、白2行表示の有機ELを搭載する。「920SH」と同じく、ディスプレイ部は右側に90度回転するサイクロイド機構を搭載する。 カメラ機能は有効画素数320万画素、オートフォーカス機能付きのCMOSカメラを搭載、外部メモリは最大2GBのmicroSDカードをサポートする。 ワンセグや3Gハイスピード、フルブラウザ、おサイフケータイ、国際ローミング、赤外線通信、Bluetoothなどに対応。GPS機能には非対応のほか、新サービスとして発表された「PCメール」も利用できない。 W-CDMA網での連続通話時間は約240分(静止時)で、待受時間は約330時間(静止時)。ワンセグの連続視聴時間は約4時間15分となる。大きさは50×110.6×18mmで、重さは約123g。ボディカラーはメタルブラックの1色。 ソフトバンクの説明員によれば、「これまで本気になって開発された株用のアプリはなかったのではないか」と語り、携帯電話で株の売買が行ない易いように配慮したと語っていた。流動的な株式市場において、どこもでも取引が行なえる利便性をアピールしていくという。 SBIイー・トレード証券には現在、約150万口座が開設されているという。このうち、どれだけのユーザーが今回の端末を利用するかは未知数だが、端末は通常通り量販店で販売されるとのこと。今回は、株ケータイのSBIイー・トレード版となるが、そのほかの証券市場向けのモデルについても現在検討しているという。
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