「922SH」は、電子辞書のような横開きスタイルを採用したシャープ製折りたたみ型端末。3月末発売予定。 「インターネットマシン」と名付けらた「922SH」。端末は電子辞書のようなスタイルで、開くとをフルキーボードが現われる。3.5インチ、480×854ドット、最大26万色表示のNewモバイルASV液晶を搭載し、メールやブラウジング、ワンセグ視聴などに注力したモデルとなる。 ソフトバンクのスマートフォンは「X」シリーズとなるが、「922SH」は通常ラインナップに属し、Yahoo!ケータイなどのソフトバンクの各サービスが利用できる。「X」シリーズはWindowsとの連携など、パソコン連携に重点が置かれたモデルとなるが、「922SH」は一般的な携帯電話からの派生モデルとなる。 このため、QWERTY配列のフルキーボードを搭載したモデルながら、タッチパネル式のディスプレイではなく、方向キーによって操作する。キーボードの右側に配された方向キーの上部左右には、画面の左ソフトキーと右ソフトキーに割り当てられたボタンがある。横長の大型液晶となるため、とくに左ソフトキーが示す位置と割り当てられたボタンの位置には大きな差があり、発表会の短い時間では慣れるまでには至らなかった。 なお、「922SH」では、フルブラウザ「PCサイトブラウザ」のページ読み込み容量が1MBに拡大されている。通常の携帯電話シリーズとなるため、パケット定額サービスを利用した場合、フルブラウザを利用しても月額1,029円~5,980円となる。 横画面を活かしたメールの3ペイン表示などに対応し、絵文字などもサポートする。携帯電話でパソコン宛のメール送受信が行なえる新サービス「PCメール」も利用できる。
また、ワンセグを視聴しながらブラウジングするなど、2つの機能を同時に起動して2画面表示が行なえる。テレビ電話機能を利用した場合、相手側の映像を自分の映像がちょうど半分ずつ表示されるため視認性が非常に高い印象だ。端末を開いた側にステレオスピーカーも搭載されている。 このほか、キーボードには辞書ボタンが用意されており、国語・英和・和英の各辞書がワンタッチで呼び出せる。辞書コンテンツの追加は行なえない。 端末の背面にはセンサーキーを搭載。センサーキーを操作して、端末を閉じたままで電話の発着信などが行なえる。サブディスプレイは1.18インチ、128×64ドット、白1色表示の有機ELを装備する。メインカメラは、有効画素数200万画素のCMOS、サブカメラは11万素CMOSとなる。最大4GBのmicroSDHCカードに対応する。 ワンセグ、3Gハイスピード、フルブラウザ、国際ローミング、赤外線、Bluetoothなど、ソフトバンクの各サービスに対応する。ただし、おサイフケータイやGPS機能は非対応となる。 大きさは56×116×17mm、重さは約132g。通話時間および待受時間、ワンセグの視聴時間はについては測定中としている。ボディカラーは、パールホワイト、メタリックブラック、ブロンズゴールド、パールピンクの4色。 なお、「922SH」はソフトバンクの孫氏自身が自ら企画したモデルだという。孫氏は「922SH」について、「これだけ大画面だと寝転がりながらベッドルームでテレビを見るのに便利。フルキーボードは使い慣れるととテンキーよりも2~3倍速く文章が打てる」とアピール。同氏は、「X」シリーズで提供しているWindows Mobile端末について、「電話としての機能は使いにくい面もある」などと語っていた。
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