2007年11月4日日曜日

P905iTV

「P905iTV」は、国内の携帯電話では最大クラスとなる3.5インチの液晶ディスプレイを装備するパナソニック モバイルコミュニケーションズ製のスライド型FOMA端末。「P905i」と同様、パナソニックのテレビブランド「VIERA(ビエラ)」の名を冠した初の端末となる。2008年1月以降に発売される。  「P905i」と同じくVIERAケータイとなるが、こちらはワンセグ機能に特化した端末となる。「P904i」や「P903iTV」にも搭載されていた、パナソニックの映像技術「モバイルPEAKSプロセッサー」の最新版が搭載される。  スライド式の端末の全面がディスプレイとなり、操作部はスライドさせないと現われない。ディスプレイは約3.5インチ、480×854ドット、262,144色表示のTFT液晶を搭載する。充実したワンセグ機能が魅力で、16:9の比率で映像が楽しめる。  また、ワンセグの映像は240×320ドット、15fpsで放送されているが、「P905iTV」では、ワンセグ映像を端末内で変換し、フレーム間の映像を計算することで、2倍の30フレームを実現している。  なお、今回の発表では「P905iTV」はモックアップのみの展示となったため、この技術は確認できなかったが、30fpsを再現した映像は別途デモンストレーションしていた。15fpsと比較すると、一見してなめらか映像だと判断できる。特に、動きのある映像の場合は違いが顕著だった。  映像関連ではこのほか、記憶色補正や環境光補正などによって、高解像度を実現するという。ワンセグを録画した際にも30fpsで表示される。ワンセグのアンテナは端末の内部に収納するタイプで、伸ばして利用する。「P903iTV」と同様にダイバーシティアンテナが採用される。  予約録画なども可能で、端末には約1GBの内蔵メモリを装備する。外部メモリとして、microSDカードおよびmicroSDHCカードをサポート、現時点で4GBタイプまで対応する。内蔵メモリに録画している場合、残り容量が足りなくなると、録画先をmicroSDカードに自動切替する機能も用意される。ワンセグの連続視聴時間は最大7時間。  また、横置きタイプの卓上ホルダが用意され、卓上ホルダにはステレオスピーカーを内蔵している。卓上ホルダに「P905iTV」を設置すると、ちょうどミニチュアのテレビのような外観となる。側面部の充電接点から音声信号を送信してスピーカーを鳴らすため、ケーブルレスでスピーカーが利用できる。なお、卓上ホルダは端末パッケージに同梱される。  端末の仕様は、「P905i」とほぼ同じだが、テレビに特化し、人とは違うものを持ちたいユーザーを利用者に想定しているという。  カメラは機能はオートフォーカス付きの約200万画素のCMOSセンサーを搭載。サブカメラは用意されない。音楽機能はWMA形式に対応、約65時間の再生が可能で、SD-Audioの場合は約80時間の再生が可能となる。  HSDPAに対応するが、GSM方式には非対応、GPSにも非対応となる。おサイフケータイやフルブラウザ、PDFビューア、Flash Lite 3、Bluetoothなどに対応する。直感ゲームは非対応となる。  大きさは113×53×17.7mm、重さは135g。連続待受時間は約670時間、連続通話時間は約195分、連続テレビ電話時間は約130分(ただし、インカメラ無し)。ボディカラーはブラック、ホワイトの2色。

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