2007年11月4日日曜日

 905iシリーズや705iシリーズの一部機種では、バージョンアップした「きせかえツール」が利用できる。  新バージョンの「きせかえツール」では、トップメニューに加えてメニュー第2階層や決定キーのラベルまでカスタマイズできるようになる。また、メニューの背景に動画が利用できるほか、メニュー項目の利用頻度や電池残量などに連動してメニュー表示が変化する。また手動でメニュー項目を入れ替えられる。これらの機能を体験できる「きせかえツール」コンテンツとして、905iシリーズやP705iμ、P705i、PROSOLID μには、ドコモダケを題材にしたメニューがプリセットされる。  11月1日の発表会会場でもデモが行なわれ、利用頻度に応じてメニュー構成が変わる様子などが披露されていた。担当者によれば、これまでSH903i以降のシャープ製FOMA端末で採用されていた技術「VIVID UI」がきせかえツールのプラットフォームとして採用されたことで、実写動画の利用などの新機能が可能になったという。メニューの見せ方にも自由度が増しており、たとえばメニューボタンを押すと全ての項目は表示されずに、「iモード」「データボックス」などメニュー4項目だけが表示されたりする。手動でのメニュー項目入替に対応しているため、最初に表示される4項目が気に入らない場合は、「iアプリ」「メール」など自分自身がよく使うメニュー項目に変更することもできる。  実写動画を使ったきせかえツール用コンテンツは、今後さまざまなコンテンツプロバイダから提供される予定。なお、NTTドコモ取締役常務執行役員でプロダクト&サービス本部長の辻村清行氏は、発表会のプレゼンテーションで「きせかえツールは毎月50万以上ダウンロードされている」と述べており、人気コンテンツと解説していた。


きせかえツール新版の概要
利用頻度に応じてメニューアイコンの位置が変わる。左の状態で「iモード」アイコンをクリックすると、右の画像では「iモード」がアイコン全体の左上に移動している
■ Flash Lite 3対応、YouTubeは非対応 アドビシステムズから発表されたFlash Lite 3は、今回、905iシリーズに搭載されている。同社では「コンテンツプロバイダは表現力豊かで魅力的なコンテンツを提供できる」としている。  従来のFlash Liteでは、メニューやiモードサイト、ゲームといった利用がなされていた。今後も同様の活用になると見られ、たとえば新バージョンのきせかえツールでは、VIVID UI側から見ると、Flash Liteは素材の1つという扱いになるという。  なお、Flash Lite 3は動画(FLV)対応が特徴の1つとされているが、ドコモ広報によれば「(905iで)YouTubeは利用できない」とのこと。
■ 見やすさも追求

シンプルメニュー  ユーザーインターフェイス関連では、一部機能に絞って項目表示する「シンプルメニュー」、メニューの文字サイズを大きくする「拡大メニュー」、iモードサイトやメールなどの文字サイズを大きくする「拡大もじ」も特徴の1つとされている。  また、905iシリーズでは全機種ワイドVGA液晶を採用しており、あわせてフォントもVGA表示に対応した。QVGA液晶用のフォントと比べると滑らかさが増しており、ドコモ辻村氏は「大きい文字で見やすい。細かい文字もはっきり見え、使いやすさが実感できるだろう」と述べていた。

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