2008年8月24日日曜日

WIN初のグローバルパスポート CDMA対応「W63SA」

京セラ製「W63SA」は、WIN端末初の「グローバルパスポート CDMA」に対応したCDMA 1X WIN端末。  「W63SA」は、三洋電機の「SA」ブランドで開発される京セラ製のWIN端末。会場で配布されていた製品カタログでは「W63SA by SANYO」と記載されているが、製造および開発は京セラが行なっている。三洋電機の携帯電話事業が京セラに譲渡されたため、「SA」ブランドの京セラ製端末が生まれた。  「W63SA」は、これまでCDMA 1X端末でラインナップされていた「グローバルパスポート CDMA」にWIN端末として初めて対応したモデル。米国や韓国などといったCDMA方式の通信事業者との国際ローミングが可能となっている。現時点では、世界で19の国と地域において通話が可能となっている。パケットローミング地域はさらに限られる。  端末プラットフォーム「KCP+」初の「グローバルパスポート CDMA」対応モデルとなる。会場説明員によれば、今回のモデルでKCP+上での採用実績ができたため、今後のKCP+端末において、「グローバルパスポート」対応の拡大に期待できるという。  au網を使わずにGPS位置測位が可能なスタンドアロンGPS機能を搭載する。海外での利用を想定した「海外版EZガイドマップ」に対応したモデルとなる。国内であらかじめ地図データをダウンロードして、海外でスタンドアロンGPSで現在地を取得、地図や周辺のガイド情報などが参照できる。  「海外版EZガイドマップ」はサービス開始時にハワイに対応し、コンテンツプロバイダー(CP)から地図などが提供される。地図などのデータは1.5MB以内に限定されるため、CPに応じて提供されるコンテンツの切り口は異なる。たとえば、ショップやホテルなどのガイドと地図を提供するサービスはワイキキ周辺のみ対応している。ゴルフマップなどのサービスは、ハワイの各島の地図データが含まれるといった具合だ。いずれもCPへの利用料がかかる。  「W63SA」は「グローバルパスポート CDMA」対応でありながら、通常のau携帯電話の機能もサポートしているモデルとなる。説明員は、海外に行かないユーザーにも使い易い端末とアピールしていた。メインターゲットは20代後半~30代のビジネスユーザー。

0 件のコメント: