2008年8月24日日曜日
ウィルコム、シンプル志向の音声端末「WILLCOM 9」
ウィルコムは、折りたたみ型の新音声端末「WILLCOM 9」を7月18日に発売する。オープンプライスだが、同社通販サイトなどでは、「W-VALUE SELECT」で一括購入する場合は3万6000円(割引は1100円×24カ月)となる。 「WILLCOM 9」は、シンプル志向の「9(nine)」のコンセプトを受け継いだKES製の音声端末。必要最低限と考えられる機能を取り入れ、デザイン面でもシンプルさを強調する形状、色調を採用した。 特徴的な機能として、ウィルコムの新たなサービスである「ウィルコム ガジェット」に対応する。同サービスは、待受画面から好みのアプリケーションをすぐに呼び出せるようになっており、「WILLCOM 9」には、情報配信サービスの「w+info」や、SNSサイト「mixi」、Webメール「Gmail」などのガジェットがプリセットされる。 待受画面は、「ウィルコム ガジェット」や通常の待受画像以外にも「スロットアクセサリー」と呼ばれる機能を設定できる。これは、画面を上中下の3つに分けて、あらかじめ用意された9つの機能から、好みの機能を3つ選んで設定できるというもの。用意された機能は、月替わりアイコンやデジタル時計、年月日表示、アンテナ、電池残量、小窓壁紙、付箋メモ、スケジュール、世界時計となっている。 このほか、新たにJavaアプリをサポート。ウィルコム端末として、初めてJavaアプリを待受設定できるようになった。また、HTMLベースで本文を装飾する「デコラティブメール」にも対応しており、デフォルトの背景色を変更すると背景の模様がわかるというテンプレート10種類がプリセットされる。 ディスプレイは2インチ、240×320ドット、26万2144色表示のTFT液晶。サブディスプレイは搭載しない。130万画素CMOSカメラを装備し、QRコードも読みとれる。外部メモリカードは非対応。本体メモリは、データフォルダが約16MB、メール用メモリが約4MB、Javaアプリ用メモリが約4MBとなる。W-SIM対応で、パッケージにはアルテル製の「RX420AL」が同梱され、下り最大204kbsp(4xパケット方式)で通信できる。また平型のイヤホンジャックも備える。CPUコアはARM11。エイチアイのユーザーインターフェイス向けライブラリ「3DView package」も搭載する。 ブラウザは、「NetFront Browser v3.4」でフルブラウザとしても利用できるほか、RSSリーダー機能も用意されている。このほか、POP3/SMTP対応のメール機能も用意されている。 大きさは約43×80.4×19.4mm、重さは約82g(W-SIM除く)。連続待受時間は約450時間、連続通話時間は約5時間。ボディカラーはブラックとホワイト。
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