2008年8月24日日曜日

光るキーで操作を案内「簡単ケータイ W62PT」

パンテック&キュリテル製のCDMA 1X WIN端末「簡単ケータイ W62PT」は、操作方法のガイド機能や使いやすさを追求した端末。シンプルかつ直線的な外観は、“大人のためのスマートデザイン”を意識しているとのこと。  「簡単ケータイ W62PT」は、キーが光って操作をガイドする「光で操作ナビ」を搭載する端末。「はっきり音声」で相手の声をききやすくしたり、なめらかな発音の音声読み上げ機能を搭載する。「でか文字」「でかキー」「でかピクト」「でかランプ」など8つのでか機能を搭載するほか、ストラップを取り付けやすい「でかストラップホール」が採用されている。発表会会場にはW62PTはモックのみの展示となっていたため、実際の操作感などは残念ながら体験できなかった。  防犯ブザーの機能を装備しており、作動させると、あらかじめ登録した相手に居場所を送信できる。また、「遠隔ロック」「安心ロックサービス」で紛失時の対応も可能だ。  主な機能として、着うた、「EZナビウォーク」「デコレーションメール」などに対応。その他、4つの脳トレ系ゲームをデフォルトで搭載している。  メインディスプレイは約2.6インチ、240×320ドット(QVGA)の液晶で、1.2インチ、128×128ドットの大型サブディスプレイも搭載する。131万画素カメラを装備し、microSDカードもサポートされる。  連続待受時間は約300時間、連続通話時間は約200分。大きさは約50×100×16.9mmで、重さは約124g(数値はいずれも暫定値)。ボディカラーはシルバー、ゴールド、ピンク。

スタンダード機能に絞ったストレート型モデル「W63K」

京セラ製のCDMA 1X WIN端末「W63K」は、「W62K」と同様に基本機能の使い勝手を重視し、薄型に仕上げられたストレート型の端末。高機能なハイエンドモデルの携帯は必要ないが、高齢者向けをうたう簡単ケータイの購入には抵抗感のある、40代以上の男性ビジネスマンが対象の製品だ。  「W63K」は、薄さ10.8mmで幅47mmというスリムなボディを実現したストレート型の端末。誤操作を防止するロックキーを端末側面に装備する。  キーはフレームレスキーで大きくしながら、凹凸をかなり大胆につけることで押しやすさに配慮。2.7インチのワイドQVGA液晶に加え、「でか文字」「ワンタッチ文字サイズ切替」機能なども用意されている。文字入力機能には、季節や時節に配慮した変換候補が表示される「iWnn」が用意されている。  見やすさ、使いやすさに配慮した作りとシンプルな機能ながら、本体カラーにはワインレッド、マジェスティックブラック、シャイニーゴールドの3色と、ビジネスマンが持っていても違和感のないカラーバリエーションを用意。デザイン性も損なわず、発表会では「スマートセレブケータイ」という呼び名で紹介された。  主な機能として、着うた、「EZナビウォーク」「EZケータイアレンジ」「EZニュースフラッシュ」「デコレーションメール」「災害時ナビ」などに対応。日々の体重管理や問診形式の健康チェックが行える、「ケータイ! 健康録」や「フェイク着信」機能も搭載している。  メインディスプレイは約2.7インチ、240×400ドット(QVGA)のIPS液晶。カメラは131万画素カメラを搭載し、microSDカードが利用できる。  連続待受時間は約340時間、連続通話時間は約250分。大きさは約47×135×10.8mm(最厚部12.4mm)で、重さは約92g。

普段使いを意識したシンプルなモデル「W62K」

京セラ製のCDMA 1X WIN端末「W62K」は、文字の見やすさ、使い勝手の良さといった普段使いに配慮したシンプルな端末。携帯電話は主に通話とメールにしか利用しない、という40代以上のユーザーをメインターゲットとしており、あえて機能を制限。ワンセグやLISMOには対応していない。  「W62K」はシンプル&フレンドリーのキャッチ通り、簡単で分かりやすい操作を実現するモデル。「でか文字」「でか時計」「でかピクト」といった見やすさに配慮された機能に加え、「ワンタッチダイヤル」や「ワンタッチ文字サイズ切替」といった機能を搭載。文字入力機能には「iWnn」の新バージョンが採用され、季節や時節を考慮した変換候補が表示される。騒がしい場所で相手の声を聞きやすくする「でか受話音」機能もサポートされている。  サブディスプレイの側にはインフォメーションキーが配置され、端末を閉じたままでも時刻や新着お知らせを素早く確認できるようになっている。その代わりに、本体両サイドには一切の操作キーが配置されていない。これは小さく見えづらいサイドボタンの誤操作を防ぐ目的のほか、インフォメーションキーを本体表面の中央に配置することで、利き手がどちらでも扱いやすくなるといった、細かい配慮によるものだ。  主な機能として、着うた、「EZナビウォーク」「EZケータイアレンジ」「EZニュースフラッシュ」「デコレーションメール」などに対応する他、安心機能として「フェイク着信」「ケータイ!健康録」を搭載している。  メインディスプレイは約2.6インチ、240×320ドット(QVGA)の液晶で、サブディスプレイは約0.76インチの白色有機EL。カメラは131万画素カメラを搭載し、microSDカードが利用できる。  連続待受時間は約350時間、連続通話時間は約240分。大きさは約50×100×16.4mm(最厚部18.0mm)で、重さは約116g。ボディカラーはリムピッドブルー、ペールアイボリー、フォギーグレーの3色。

ワンセグ一発起動やワンタッチダイヤル装備「W64K」

京セラ製のCDMA 1X WIN端末「W64K」は、ワンセグやLISMOビデオクリップなどの基本機能を備えた端末。機能面は「W53K」と同等だが、ユーザーからの要望に応えて、より華やかなデザインに生まれ変わったモデルだ。  コンセプトは気軽に、手軽にワンセグを楽しむためのワンセグ導入モデルということで、「W64K」は2軸ヒンジが採用されており、液晶を表にして閉じるだけでワンセグを起動できる、京セラ端末おなじみの機能「ワンセグ一発起動」を搭載。また、女性の手でもグリップしやすく、長時間通話をしても疲れない幅49mmのボディには、金属感のあるパネルが採用されるほか、8つのイルミネーションでさまざまなシーンを演出する。  3つのワンタッチダイヤルキーが搭載されるほか、外側にあるインフォメーションキーを押せば、時刻や新着お知らせを素早く確認できる。  このほか主な機能として、「LISMO ビデオクリップ」「着うたフル」「EZナビウォーク」などが利用できる。  メインディスプレイは約2.7インチ、240×400ドット(ワイドQVGA)の液晶で、サブディスプレイは0.76インチの白色有機EL。カメラは197万画素カメラで、外部メモリカードはmicroSDカード。  連続待受時間は約300時間、連続通話時間は約250分。大きさは約49×106×15.4mm(最厚部18.9mm)で、重さは約130g。ボディカラーはブリリアントゴールド、フローラルピンクの2色。

ワンタッチTVキーや3Mカメラのスタンダードモデル「W62T」

「W62T」は指紋がつきにくいアルミパネルを採用し、ワンセグや「LISMO Video」が手軽に利用できるスタンダードな東芝製のCDMA 1X WIN端末。発売は6月中旬予定で、オープン価格となる見込み。  30代~40代の男性を中心に、ビジネスマンや主婦など“落ち着いた年齢”がメインターゲット。ボディにアルマイト処理されたアルミパネルを採用しており、指紋がつきにくいのが特徴。液晶背面とヒンジ部分のイルミネーションが同時に光る「ダブルお知らせイルミ」により、ポケットに入れていてもメールや電話の着信が分かりやすい。  ディスプレイは約2.8インチ、240×400ドット(ワイドQVGA)のTFT液晶。クリアスクリーンと「REGZA」の映像技術により高画質な映像が楽しめる。サブディスプレイは約0.6インチ、62×14ドットの有機EL。カメラは324万画素で、オートフォーカスと手振れ補正に対応。内蔵メモリは約100MB、外部メモリとして2GBまでのmicroSDカードをサポートしている。  十字キーの上部に、ワンセグが簡単に視聴できる「ワンタッチTVキー」を搭載。「ワンタッチTVキー」には、ワンセグ以外でも、LISMO、カメラ、モバイルライトなど、頻繁に使用する機能を設定し、長押しで起動することができる。ワンセグはバックグラウンド録画や、タイムシフト再生もサポートしており、最大約10時間の長時間録画や視聴予約も可能。  従来はLCフォントが採用されていたが、今回から見やすさを追求したユニバーサルフォントに変更されている。さらに「ダウンロードフォント機能」により、メニューなどを好みのフォントに変更できる。端末にはくさび風のフォント「彫刻」がプリセットされているが、明朝体やマドンナといったフォントも専用サイトからダウンロードできる。  また、「メールワンタッチ文字サイズ切り替え機能」がサポートされており、メールの本文を表示した状態で「0キー」を押すことで、文字サイズが5段階で切り替えられるため、文字が小さくて読みにくいときでも簡単にサイズを変更できる。  メニューなどを店頭でカスタマイズできる新サービス「ナカチェン」や、au Smart Sports「Run&Walk」もサポート。プラットフォームに「KCP+」を採用し、EV-DO Rev.Aや「au one ガジェット」「マルチプレイウィンドウ」も利用可能。また、「LISMO ビデオクリップ」「オーディオ機器連携」「ワンセグ」「EZナビウォーク」「おサイフケータイ」「電子辞書」なども用意されている。  また、「LISMO Video」に対応しており、ハリウッド映画「バイオハザードII アポカリプス(短尺紹介映像)」がプリセットされている。なお、Bluetoothは非対応。  連続待受時間は約290時間、連続通話時間は約260分。大きさは約50×104×16.8mmで、重さは約124g。ボディカラーはブライトゴールド、アーバンレッド、トラディショナルブラックの3色。

外装交換サービス対応「フルチェンケータイ re」

「フルチェンケータイ re」(アール・イー)は、auショップでの外装交換・着せ替えサービス「フルチェン」に対応する、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製のCDMA 1X WIN端末。型番はW63S。発売は6月下旬から7月上旬頃で、価格は2万円台になる見込み。  「フルチェン」で交換できるのは、折りたたみ型の端末を構成するメインパネル、キー部分、電池フタ、カメラ周辺部の外装部分。外装は金属製で、端末発売時は、ブルーミングピンク、グロッシーホワイト、クリーングリーン、アクティブオレンンジ、スリークシルバーの5色を用意。内部のボディは黒で統一される。  このほか、リスモがデザインされた「スペシャルフルチェン」、シンプルな「カラーフルチェン」、コラボレーションにより、さまざまなデザインも可能な「デザイン・アートフルチェン」、プロ野球球団などとのコラボレーションによる「スポーツフルチェン」、漫画のキャラクタがあしらわれた「キャラクターフルチェン」など、デザインにこだわったものからキャラクターをあしらったものまで、さまざまなラインナップが続々投入される予定。  交換は、auショップの店頭、およびトヨタ系列のピピット店で行なわれる。価格は5,000~10,000円を超える程度で、交換にかかる所要時間は約3~5分程。ただしユーザ自身での交換は行なえない。  メニューなどを店頭でカスタマイズできる新サービス「ナカチェン」にも対応しているため、外装を含め、まるごとコーディネートできる。メインターゲットは20~30代の男女だが、着せ替えることで幅広いユーザ層に対応するとしている。  メインディスプレイは約2.7インチ、240×400ドット(ワイドQVGA)の液晶で、サブディスプレイは128×36ドットの有機EL。カメラはオートフォーカス対応の319万画素のCMOSカメラ。3人まで認識する「顔検出機能」「笑顔検出機能」を搭載し、ミニフォト機能のほか、前モデルに引き続き、撮影した写真をその場でブログにアップできる「ブログアップ機能」も搭載している。 内蔵メモリは約100MB、外部メモリは2GBまでのmicroSDカードをサポートする。  「LISMO Video」も利用でき、あらかじめハリウッド映画「スパイダーマン2(短尺紹介映像」)」がプリセットされている。プラットフォームに「KCP+」を採用しており、EV-DO Rev.Aや「au one ガジェット」「マルチプレイウィンドウ」に対応する。  このほか主な機能として、「LISMO ビデオクリップ」「オーディオ機器連携」「ワンセグ」「EZナビウォーク」「おサイフケータイ」「EZアプリ Full Game!」などが利用できるほか、使うほど変化する「MyStoryアプリ」も用意されている、Bluetoothは非対応。  連続待受時間は約230時間、連続通話時間は約240分。大きさは約50×105×16.4mmで、重さは約122g。

振ると変わるイルミネーションでカラー診断「W64SA」

「W64SA」は、三洋電機のブランドで開発される京セラ製のCDMA 1X WIN端末。液晶背面にモーションセンサーを搭載し、振るとイルミネーションが輝く。7月中の発売を予定しており、価格はオープン価格。  カラーセラピーに興味のある10代後半から20代の女性がメインターゲット。ディスプレイ側のパネルは、透明層でコーティングされた2色成型で、「透明感+鮮やかな色彩」を表現している。モーションセンサーと連動した「シェイクイルミ」を搭載しており、サイドボタンのいずれかを押してから端末をすばやく振ると、背面パネル中央に上下5色、計20パターンのイルミネーションがやさしく輝く。色は赤、青、緑、ピンク、オレンジの組み合わせで、上下同色はない。  「シェイクイルミ」は女性向けの新サービス「EZ MYスタイリング」と連動しており、表示された色が好きな組み合わせの場合は、パネルを開くと本格的なカラー診断が可能なサイトにアクセスできる。サイトでは著名なカラーセラピストによる診断が読める。端末を立てると砂時計のように光が落ちていく「イルミドロップ」といった演出も行なわれる。  メインディスプレイは約2.8インチ、480×800ドット(ワイドVGA)のIPS液晶。屋外でも光の乱反射を抑える「ファインパネル」を採用している。カメラはオートフォーカス、手ぶれ補正対応の199万画素カメラ。内蔵メモリは約800MB、外部メモリは2GBまでのmicroSDカードに対応する。サブディスプレイは搭載しないが、人別に光のパターンを設定できる。  待受画面は標準で「カロリーカウンター」が有効になっており、端末をポケットなどに入れておくだけで「Run&Walk」アプリを起動することなく歩数や距離、消費カロリーを計測、すぐに確認できる。「Run&Walk」アプリを用いて結果を専用サイトにアップロードすることも可能。室内でのトレーニング成果も記録できる。テンポに合わせてステップを踏むことでパートが増え、音楽が盛り上がっていくというトレーニング機能「BEAT RUN」もサポート。対応する最新アプリは7月上旬以降に提供される予定となっている。  プラットフォームに「KCP+」を採用し、EV-DO Rev.Aや「au one ガジェット」「マルチプレイウィンドウ」、Bluetoothなどに対応する。 また、メニューなどを店頭でカスタマイズできる新サービス「ナカチェン」や、「LISMO Video」に対応しており、ハリウッド映画「チャーリーズエンジェル フルスロットル(短尺紹介映像)」がプリセットされている。  このほか主な機能として、「LISMO ビデオクリップ」「オーディオ機器連携」「ワンセグ」「EZナビウォーク」「おサイフケータイ」「EZアプリ Full Game!」、ステレオ録音対応のICレコーダー機能を用意。さらに、ワンタッチでワンセグの視聴が可能な「TVキー」が搭載されており、TVキーの長押しで、のぞき見を防止する「ブラインドスクリーン」のON/OFFも可能となっている。  連続待受時間はカロリーカウンターON時で約240時間、OFF時で約250時間。連続通話時間は約250分。大きさは約50×107×17.2mm(最厚部21mm)で、重さは約122g。ボディカラーはピンクボトル、ホワイトボトル、イエローボトル、ブラックボトルの4色。

センサーを強化したタフネスモデル「G’zOne W62CA」

カシオ計算機製のCDMA 1X WIN端末「G'zOne W62CA」は、防水性能、耐衝撃性能に加え、モーションセンサーや温度センサーなども搭載した端末。  「G'zOne W62CA」は、IPX5/IPX7の防水性能と耐衝撃性能を備えた折りたたみ型のWIN端末。モーションセンサーが搭載され、「カロリーカウンター」では「Run&Walk」アプリを起動することなく歩数や距離、消費カロリーを計測、待受画面ですぐに確認できるようになっている。結果や履歴は「Run&Walk」の専用サイトで管理できる。テンポに合わせてステップを踏むことでパートが増え音楽が盛り上がっていくというトレーニング機能「BEAT RUN」もサポートされる。  センサー機能では温度センサーも搭載。GPSと電子コンパス、温度センサーを利用した6つのツールが「G'z GEAR」として搭載され、方位、高度と位置表示、気温、潮位、日出・日入、月齢をそれぞれ確認できる。モーションセンサーを利用し、本体を振ってツールの切り替えを行なうことも可能。  ボディは“タフネスケータイ”のイメージを継承。堅牢感のある「スリークリジッドフォーム」により表面は凹凸が付けられているほか、エラストマー素材のバンパー、ウレタン素材のバンパーを装備している。側面のサイドキーは、滑り止めを施した金具のようなデザインとなっている。電池パックのカバーはスクリューバッテリーロックで固定し、電池カバーの内部にmicroSDカードスロットを装備している。薄さにも注力され、19.9mmと薄型ボディが実現されている。  待受画面では、ウェスタンゴリラをモチーフにした「Eco&EgoG」を選択可能。環境問題をテーマにした、「エコゴリラ」「エゴゴリラ」の2匹によるユーモラスなアニメーションがランダムに表示される。  「LISMO Video」に加え、メニューなどを店頭でカスタマイズできる新サービス「ナカチェン」に対応する。プラットフォームに「KCP+」を採用し、EV-DO Rev.Aや「au one ガジェット」「マルチプレイウィンドウ」、Bluetoothなどに対応する。  このほか主な機能として、「LISMO ビデオクリップ」「オーディオ機器連携」「ワンセグ」「EZナビウォーク」「おサイフケータイ」「EZアプリ Full Game!」などが利用できる。  メインディスプレイは約2.7インチ、240×400ドット(ワイドQVGA)の液晶で、サブディスプレイは約1.1インチの電子ペーパー。197万画素のオートフォーカス対応カメラを採用している。外部メモリとしてmicroSDカードに対応する。  連続待受時間はカロリーカウンターON時で約220時間、OFF時で約230時間。連続通話時間は約260分。大きさは約50×107×19.9mmで、重さは約133g。ボディカラーはスパークリンググリーン、バーンドブラック、フローズンホワイトの3色。

モーションセンサー搭載のスポーツモデル「Sportio」

東芝製の「Sportio」(スポーティオ)は、モーションセンサー搭載で「au Smart Sports」を楽しむためにデザインされたCDMA 1X WIN端末。製品型番は「W63T」となる。  「Sportio」は、コンパクトなストレート型デザインを採用し、3軸加速度センサー「モーションセンサー」による「カロリーカウンター」などが利用できる端末。名称は、英語の「Sports」とラテン語の「Actio」を組み合わせた造語で、スポーツをアクティブに行なえるというメッセージが込められているという。  「au Smart Sports」を意識したデザインを採用し、メニュー画面には「au Smart Sports」の設定アイコンなどが用意される。また、アディダスとKDDIがコラボレーションし、端末デザインと統一感を持たせたスポーツウェアやアームバンドなどがアディダスから発売される予定。テレビCMでもスポーツブランドらしい演出の作品が放送される予定だ。  モーションセンサーを使った「カロリーカウンター」は、「Run&Walk」アプリを起動することなく歩数や距離、消費カロリーを計測できるというもの。待受画面に設定されており、歩くと自動的に歩数をカウントする。結果や履歴は「Run&Walk」の専用サイトで管理できる。メニュー画面から「au Smart Sports」の設定機能にアクセス可能で、あらかじめ身長や体重などのパーソナルデータを入力しておく。  また、端末の側面には「SS(Smart Sports)キー」が用意されており、長押しと短押しで「Run&Walk」アプリやストップウォッチをすぐに起動できる。側面部のSSキーは、設定を変更できるため、カメラ機能のショートカットキーなどにも変更できる。  スポーツ系の機能として、テンポに合わせてステップを踏むことでパートが増え、音楽が盛り上がっていくというトレーニング機能「BEAT RUN」がサポートされている。3日に発表された新「Run&Walk」の機能にフル対応した端末となる。ターゲットとなるのは20代女性と、健康が気になる30~40代の男性という。  ディスプレイは、約2.2インチ、240×320ドットのTFT液晶。カメラは196万画素カメラを搭載し、外部メモリはmicroSDカード(最大2GB)。メモリカードはバッテリー部の奧にスロットがある。文字入力機能はATOKを採用する。  外観上、非常に特徴的な部分は方向キーと数字キーの配置だ。「Sportio」では、数字キーと発話/クリア/終話の各キーが向かって右側に配置され、方向キーとその四方に配されるアドレス帳キー、アプリキー、メールキー、EZwebキーが左側に置かれている。一般的な端末で、数字キーの上部に配置される方向キー周りの機能が左に寄っていることになる。画面下部に表示されるの左右のソフトキーは、通常通りアドレス帳キーとアプリキーに割り当てられているため、若干慣れが必要な印象だ。  端末プラットフォームに「KCP+」を採用し、EV-DO Rev.Aや「au one ガジェット」、Bluetoothなどに対応する。ただし、ワンセグやおサイフケータイには非対応。
 新サービスでは「LISMO Video」や、メニューなどを店頭でカスタマイズできる新サービス「ナカチェン」に対応する。「ケータイde PCメール」には非対応。赤外線通信機能やマルチプレイウィンドウ、オープンアプリプレーヤー、フルブラウザなどに対応する。  主な機能では、GPS、LISMO ビデオクリップ、オーディオ機器連携、EZナビウォークなどが利用できる。東芝製端末の機能としては、「W41T」などに搭載されていた「ダウンロードフォント」に対応。国語/英和/和英の合計で23万語をサポートした電子辞書機能なども利用できる。  なお、東芝製端末ではこれまで、1件のアドレス帳に対して最大5つの電話番号とメールアドレスが設定できたが、「Sportio」は3番号、3メールアドレスとなる。旧端末から「Sportio」に乗り換えてアドレス帳データを転送すると、最大2番号、2メールアドレスが転送されないため注意が必要だ。  連続待受時間はカロリーカウンターON時で約280時間、OFF時で約300時間。連続通話時間は約260分。大きさは約52×93×13.7mmで、重さは約86g。ボディカラーはデイ-オレンジ、エクス-ブラック、レイ-ホワイト、メイ-グリーン、イン-レッドの5色。

WIN初のグローバルパスポート CDMA対応「W63SA」

京セラ製「W63SA」は、WIN端末初の「グローバルパスポート CDMA」に対応したCDMA 1X WIN端末。  「W63SA」は、三洋電機の「SA」ブランドで開発される京セラ製のWIN端末。会場で配布されていた製品カタログでは「W63SA by SANYO」と記載されているが、製造および開発は京セラが行なっている。三洋電機の携帯電話事業が京セラに譲渡されたため、「SA」ブランドの京セラ製端末が生まれた。  「W63SA」は、これまでCDMA 1X端末でラインナップされていた「グローバルパスポート CDMA」にWIN端末として初めて対応したモデル。米国や韓国などといったCDMA方式の通信事業者との国際ローミングが可能となっている。現時点では、世界で19の国と地域において通話が可能となっている。パケットローミング地域はさらに限られる。  端末プラットフォーム「KCP+」初の「グローバルパスポート CDMA」対応モデルとなる。会場説明員によれば、今回のモデルでKCP+上での採用実績ができたため、今後のKCP+端末において、「グローバルパスポート」対応の拡大に期待できるという。  au網を使わずにGPS位置測位が可能なスタンドアロンGPS機能を搭載する。海外での利用を想定した「海外版EZガイドマップ」に対応したモデルとなる。国内であらかじめ地図データをダウンロードして、海外でスタンドアロンGPSで現在地を取得、地図や周辺のガイド情報などが参照できる。  「海外版EZガイドマップ」はサービス開始時にハワイに対応し、コンテンツプロバイダー(CP)から地図などが提供される。地図などのデータは1.5MB以内に限定されるため、CPに応じて提供されるコンテンツの切り口は異なる。たとえば、ショップやホテルなどのガイドと地図を提供するサービスはワイキキ周辺のみ対応している。ゴルフマップなどのサービスは、ハワイの各島の地図データが含まれるといった具合だ。いずれもCPへの利用料がかかる。  「W63SA」は「グローバルパスポート CDMA」対応でありながら、通常のau携帯電話の機能もサポートしているモデルとなる。説明員は、海外に行かないユーザーにも使い易い端末とアピールしていた。メインターゲットは20代後半~30代のビジネスユーザー。

3型フルワイドVGA液晶でFMトランスミッターも「W62SH」

シャープ製の「W62SH」は、約3インチのフルワイドVGA液晶を搭載し、BluetoothやFMトランスミッターをサポートするCDMA 1X WIN端末。  「W62SH」は、ディスプレイに約3インチ、フルワイドVGA(854×480ドット)の「New モバイル ASV液晶」を搭載し、高画質化エンジン「SVエンジン+」の装備など映像系の機能が充実したモデル。液晶パネルと保護パネルを一体化する技術によって、余計な光の反射が抑える「リフレクトバリアパネル」を採用し、屋外での視認性の向上が図られている。また、ディスプレイには高演色バックライトを採用し、コントラストの高い表現が可能になっているという。  なお、液晶には覗き見防止機能として「新ベールビュー」機能を搭載。従来までのプライベートフィルターは、ハードウェアでのぞき見防止機能を提供していた。新ベールビューではソフトウェア処理で実現しており、左右からディスプレイを覗いた場合の柄パターンに、アニメーションするものなども用意されている。  「LISMO Video」に対応し、ハリウッド映画「スパイダーマン2」のダイジェスト映像がプリセットされる。回転2軸機構を採用し、ワンセグや動画を横画面でも楽しめる。ただし、展示端末にプリセットされていたダイジェスト映像は、横画面では表示できなかった。通常の「LISMO Video」のコンテンツは、横画面表示も可能という。こうした「LISMO Video」やワンセグの映像は16:9のフルサイズで楽しめる。  FMトランスミッター機能が搭載され、LISMO再生中にFMトランスミッター機能のON/OFFが行なえる。Bluetoothもサポートされており、ワイヤレスで音楽が楽しめるほか、ワンセグの音声もBluetoothヘッドセットで受けられる。  カメラはオートフォーカス、手ぶれ補正対応の320万画素カメラを搭載し、外部メモリはmicroSDカード(最大2GB)となる。  端末は「W52SH」を思わせる薄型モデルで、厚さは15.8mmとなる。端末の側面を縁取るようにローレット加工、つまり、ギザギザした処理が施されており、輝きを演出している。また、ボディ塗装には光の当たり方で表情を変化させる「ガラスフレーク塗装」を採用する。ボディ背面のWINロゴはホログラム加工され、着信イルミネーションにもなっている。メインのターゲットは20~30代の女性。  おサイフケータイやGPS機能、フルブラウザ、赤外線通信(IrSS)、オープンアプリプレーヤーなど、auの標準的な機能をサポートするほか、au Smart Sports「Run&Walk」やオーディオ機器連携なども利用できる。新たに「ケータイde PCメール」がサポートされるほか、メニューなどを店頭でカスタマイズできる新サービス「ナカチェン」が利用できる。  端末プラットフォームに「KCP+」を採用し、EV-DO Rev.Aや「au one ガジェット」「マルチプレイウィンドウ」「テレビ電話」などに対応する。文字の予測変換機能は「ケータイShoin6」を採用する。  連続待受時間は約260時間、連続通話時間は約250分。大きさは約50×110×15.8mm(最薄部)で、重さは約128g。ボディカラーはロイヤルパープル、パールホワイト、アンティークゴールドの3色。

有機EL搭載で横開きスタイルも可能「Woooケータイ W62H」

日立製作所製のCDMA 1X WIN端末「W62H」は、メインディスプレイに有機ELを搭載し、横開きも可能な「2WAYオープンスタイル」を採用した端末。映像系の機能が充実しており、これまでの日立製端末同様に“Woooケータイ”と呼ばれる。  「W62H」は、横開きも可能な「2WAYオープンスタイル」を採用することで、横画面で動画サービス「LISMO Video」や3Dゲーム「EZアプリ Full Game!」が利用できる。NTTドコモやソフトバンクのパナソニック製端末では、「Wオープンスタイル」の名称で縦画面でも横画面でも利用できる端末を提供している。「W62H」の「2WAYオープンスタイル」も基本的な利用スタイルは同じで、端末を閉じて側面部側から開くと横画面で利用できる。  横画面では、ワンセグやフルブラウザ、LISMO Video、ゲームなどが楽しめる。横画面用のメニューでは、フルブラウザとワンセグなどが視聴できる「au Music Tuner」の2つの機能のみ呼び出せる。サイドキー(横画面時の手前側面のキー)を操作して機能を呼び出し、ゲームアプリなどは縦画面で起動することになる。なお、発表会時の端末には、レースやスポーツなど5つの横画面対応ゲームアプリがプリセットされていた。  ワンセグ機能は、通常15fpsのワンセグ映像に対して、中間のフレームを補完して最大30fpsで表示する「なめらかモード」を搭載。日立のハイビジョンテレビ「Wooo」で培ったカラーマネジメント機能なども装備する。  また、LISMO Videoのコンテンツとして、海外ドラマ「24 シーズン1」の第1話がまるごとプリセットされる。LISMO Videoは30fpsの映像が配信される。  ディスプレイは約2.8インチ、400×240ドットの有機ELとなり、サブディスプレイは搭載されない。カメラは197万画素カメラで、外部メモリはmicroSDカード(最大2GB)となる。  「PCドキュメントビューアー」はWordとExcelファイルの編集機能も備える。赤外線通信機能やおサイフケータイ、GPS機能、オープンアプリプレーヤー、オーディオ機器連携などに対応する。また、新たに「EZアプリ Full Game!」「ケータイde PCメール」「au Smart Sports Run&Walk」がサポートされるほか、メニューなどを店頭でカスタマイズできる新サービス「ナカチェン」も利用できる。  端末プラットフォームは、日立製端末初の「KCP+」。EV-DO Rev.Aや「au one ガジェット」「マルチプレイウィンドウ」、Bluetoothなどに対応する。文字変換機能としてATOKを採用する。  このほか、ユニークのなところでは、日立製エアコンのキャラクター「白くま君」のメニュー画面などがプリセットされている。  連続待受時間は約230時間、連続通話時間は約260分。大きさは約51×106×18.2mmで、重さは約122g。ボディカラーはレーザーブルー、フラッシュシルバー、シェードブラックの3色。

ウィルコム、シンプル志向の音声端末「WILLCOM 9」

ウィルコムは、折りたたみ型の新音声端末「WILLCOM 9」を7月18日に発売する。オープンプライスだが、同社通販サイトなどでは、「W-VALUE SELECT」で一括購入する場合は3万6000円(割引は1100円×24カ月)となる。  「WILLCOM 9」は、シンプル志向の「9(nine)」のコンセプトを受け継いだKES製の音声端末。必要最低限と考えられる機能を取り入れ、デザイン面でもシンプルさを強調する形状、色調を採用した。  特徴的な機能として、ウィルコムの新たなサービスである「ウィルコム ガジェット」に対応する。同サービスは、待受画面から好みのアプリケーションをすぐに呼び出せるようになっており、「WILLCOM 9」には、情報配信サービスの「w+info」や、SNSサイト「mixi」、Webメール「Gmail」などのガジェットがプリセットされる。  待受画面は、「ウィルコム ガジェット」や通常の待受画像以外にも「スロットアクセサリー」と呼ばれる機能を設定できる。これは、画面を上中下の3つに分けて、あらかじめ用意された9つの機能から、好みの機能を3つ選んで設定できるというもの。用意された機能は、月替わりアイコンやデジタル時計、年月日表示、アンテナ、電池残量、小窓壁紙、付箋メモ、スケジュール、世界時計となっている。  このほか、新たにJavaアプリをサポート。ウィルコム端末として、初めてJavaアプリを待受設定できるようになった。また、HTMLベースで本文を装飾する「デコラティブメール」にも対応しており、デフォルトの背景色を変更すると背景の模様がわかるというテンプレート10種類がプリセットされる。  ディスプレイは2インチ、240×320ドット、26万2144色表示のTFT液晶。サブディスプレイは搭載しない。130万画素CMOSカメラを装備し、QRコードも読みとれる。外部メモリカードは非対応。本体メモリは、データフォルダが約16MB、メール用メモリが約4MB、Javaアプリ用メモリが約4MBとなる。W-SIM対応で、パッケージにはアルテル製の「RX420AL」が同梱され、下り最大204kbsp(4xパケット方式)で通信できる。また平型のイヤホンジャックも備える。CPUコアはARM11。エイチアイのユーザーインターフェイス向けライブラリ「3DView package」も搭載する。  ブラウザは、「NetFront Browser v3.4」でフルブラウザとしても利用できるほか、RSSリーダー機能も用意されている。このほか、POP3/SMTP対応のメール機能も用意されている。  大きさは約43×80.4×19.4mm、重さは約82g(W-SIM除く)。連続待受時間は約450時間、連続通話時間は約5時間。ボディカラーはブラックとホワイト。

アップル、「iPhone 3G」

 米アップルは、3G対応の「iPhone 3G」を発表した。法人対応、サードパーティ製アプリケーションをサポート。ソフトバンクモバイルから7月11日に発売される。  通信方式はHSDPA方式およびGSM方式のほか、無線LAN機能(802.11b/g)も用意される。GPS機能を内蔵し、Bluetooth対応。新プラットフォーム「iPhone 2.0」をサポートし、Microsoft Exchange ActiveSyncをサポート。先日発表されたiPhone SDKによって、サードパーティが開発したアプリケーションも利用できる。また、同日発表されたインターネットサービス「MobileMe」などに対応する。  ディスプレイは3.5インチ、480×320ドットのワイドスクリーンマルチタッチディスプレイを搭載。8GBもしくは16GBのフラッシュドライブを内蔵。2メガカメラや加速度センサーを搭載する。  連続通話時間は3Gで5時間、2Gで10時間、連続待受時間は最大300時間。Webブラウジングは5~6時間、動画再生は7時間、音楽再生は最大24時間となる。ボディカラーは、8GBタイプがブラック、16GBタイプがブラックとホワイトが用意される。大きさは115.5×62.1×12.3mm、重さは133g。  米国では、2年間の利用を条件として8GBモデルが199ドル、16GBモデルが299ドルで販売される予定。アップルの日本法人では、販売条件などについて、後日あらためて通知するとしている。  ソフトバンクモバイル広報部では、価格や販売方法、ソフトウェアの構成、各種サービスへの対応などについて「現時点で明らかにできるものはない」としており、後日詳細が明らかになる見込み。  発表されたリリースの中で、ソフトバンクモバイル 代表取締役社長兼CEOの孫 正義氏は、「iPhoneを販売することは、インターネットと携帯の融合を革新的に進めるアップルとソフトバンクモバイルのビジョンが一致することであり、胸が躍る思いです」と喜びを語っている。

ウィルコム、Vista搭載の小型端末「WILLCOM D4」

 ウィルコムは、Intelの小型端末向けCPU「Atom」を搭載し、OSにWindows Vistaを採用したシャープ製の端末「Ultra Mobile WILLCOM D4」を発表した。型番は「WS016SH」。6月中旬に発売される予定。  W-OAM対応のW-SIMがサポートされ、イヤホンマイクやBluetoothヘッドセットを使い通話が可能。別売りの電話型Bluetoothハンドセットも用意される。無線LANはIEEE802.11b/gがサポートされ、別売りのクレードルでは有線LAN接続も利用可能。  OSにはVistaを搭載しながら、ウィルコムの通話サービスをソフトウェアでサポートする。本体にマイクを搭載しないため、通話を行なうにはイヤホンマイクやBluetoothヘッドセットを利用する。Windowsにログオンしている間、音声通話の発着信が可能で、電話帳はWindows付属の「Windows アドレス帳」を使用する。Vistaの休止・スリープ状態などログオン中以外に着信があった場合は、通話は行なえず、着信履歴が残る。本体にバイブレーション等の通知機能は搭載されていない。  ライトメールがVista上のソフトウェアで用意され、電話番号をもとにしたショートメッセージのやりとりが行なえる。pdx.ne.jpドメインで提供されているウィルコムのEメールサービスは、Windowsに付属する「Windows メール」でやりとりを行なう。どちらのメールサービスもプッシュ配信に対応する。  電界強度の表示や通話、ライトメール、電子メールの開始、マナーモードの設定を行なえるVistaのガジェットが用意されており、デスクトップ上でこれらの機能を確認したり手軽にアクセスしたりできるようになっている。


 本体はスライド式でキーボードが現われるタイプで、ディスプレイ側はスライドさせた後に角度付けて起こすことも可能。ディスプレイのみが露出した状態を「Viewスタイル」、キーボードをスライドさせた状態を「Inputスタイル」、ディスプレイに角度をつけて置いた状態を「Deskスタイル」と呼んでおり、利用シーンに応じて3つのスタイルを選択できる。  ディスプレイはタッチパネル対応の5インチ、1,024×600ドット(WSVGA)、262,144色表示のTFT液晶で、LEDバックライトが採用されている。ディスプレイの両脇にはボタン部が設けられ、左側にマウスボタンを2つ、右側にはスクロールとポインタ操作が可能なタッチパッドが搭載される。  OSはWindows Vista(Home Premium with Service Pack 1)で、パソコンで利用できるサービスの多くを利用可能。W-SIMが装着されていない状態でも利用できる。「Microsoft Office Personal 2007 with Microsoft Office PowerPoint 2007」をはじめ、「ウイルスバスター2008 90日版」や「NAVITIME」もプリインストールされる。Windows ReadyBoostには対応しない。  セキュリティに関するアップデートなどは、通常のパソコンと同様、Windows Updateを通じて入手できる。「D4」に搭載されるソフトフォンなど個別のソフトウェアのアップデートについては、ウィルコムかシャープから提供される見込み。  遠隔操作で本体をロックできる「リモートロック」に対応。ライトメールでロックを指示するメールを本体に送信すれば、Windowsへのログオンができなくなる。  搭載CPUはAtom Z520(1.33GHz)で、無線LAN機能と合わせ、世界で始めてインテルのCentrino Atomプロセッサー・テクノロジーを採用した通信機器となる。メモリは1GB(固定)で、40GBのHDDを搭載する。オートフォーカス対応の198万画素カメラがディスプレイの背面に装備され、名刺リーダーなどの機能も利用できる。外部メモリとしてmicroSDカードスロットを装備する。SDスピードクラス Class3以上には対応しておらず、著作権保護機能、高速転送機能には対応しない。  ワンセグもサポートされ、伸縮式のアンテナを装備。ワンセグ視聴ソフトウェアとしてピクセラの「StationMobile」が用意されており、EPGからの予約録画やデータ放送の視聴が行なえる。  本体はBluetooth Ver2.0+EDRがサポートされるほか、外部端子として平形イヤホンコネクタ、拡張端子、USB端子を装備。USB端子(miniABコネクター)は別売りの変換コネクターを使用すれば、DVDドライブやキーボードなど、Vistaでサポートされている様々なUSB機器を接続できる。  このほか、RSSリーダーや使用頻度の高いソフトをすぐに起動できるランチャー機能も用意されている。  なお、「D4」は“第4のデバイス”という意味で、「電話機」「データ通信カード」「スマートフォン」に続くデバイスという意味が込められている。
 バッテリーの持続時間は、開発中につき明らかにされていない。なお、標準バッテリーに加え、3倍のサイズとなる大容量バッテリーも用意される。別売りのクレードルは大容量バッテリー装着時でも使用でき、大容量バッテリーのみでも充電できる。  閉じた状態の大きさは192.3×84×25.9mmで、重さは約470g。  ウィルコムストアでの販売価格は、「W-VALUE SELECT」で新規・一括購入の場合で128,600円。新規で24回払いの場合、頭金が39,800円、毎月の実質負担金が2,100円。どちらの場合も、実質の購入価格は90,200円となる。機種変更価格は、利用期間が10カ月以上の場合、新規契約の価格と同じ。それ以外の機種変更価格は現在未定。  W-SIMを含まない、「Ultra Mobile WILLCOM D4」単体の販売も検討されており、その場合の価格は12~13万円になる見込み。

よしもと芸人プロデュースのフルチェンケータイ発売

 よしもとファンダンゴは、KDDIおよび沖縄セルラーと協力し、よしもと芸人たちが「フルチェンケータイ re」をベースにオリジナル携帯電話をプロデュースする「よしもとケータイ」を10月下旬に発売する。  今回発売される「よしもとケータイ」は、千原ジュニア、宮川大輔、ケンドーコバヤシ、麒麟といったよしもと芸人たちが、「フルチェンケータイ re」の外装、待受画面、着信音などのデザインや企画を担当し、プロデュースするというモデル。交換パーツではなく、携帯電話本体を含めた数量限定モデルとしてauショップなどで販売される。  また、よしもと芸人が「よしもとケータイ」を企画・検討していく様子が、Web上の番組として21日から配信される。番組は毎週木曜日に配信される予定で、全10回になる見込み。EZwebとパソコンから視聴できる。